go Today's News

Jul.19-31.1999
1999/7/31 米Read-Rite米Halo
CF Type1に内蔵可能な1インチHDD関連情報公開

以前から噂があったのだが、いよいよ公式にその存在を認めるニュースが流れた。日経マイクロデバイスが報じたところによると、米Read-Riteは1インチHDDを開発するベンチャー企業の米Halo Data DevicesとGMRヘッドの供給で合意したという。
 Halo社が開発中のものは、データ容量が250Mバイトで、厚さ3.3mmの1インチ型HDD。製品の仕様もすでに公開されている
 このHDDを使えば、ごく普通のCF Type1カードに内蔵することが可能になるもの。これなら、消費電力の問題さえクリアできれば、現行のCFカード採用デジタルカメラで、250MBのHDDドライブが利用できることになるわけだ。もっとも、発売される頃には、256MBのCFメモリーカードが発売されている頃なので、どれだけ実用性があるのか、多少の疑問もある。いずれにしても、このHDDカードが登場すれば、IBM・MicroDriveの呪縛から離れられるという点だけでも、大きな朗報といえる。
1999/7/30 PC Watch
プロカメラマン山田久美夫のデジタルカメラ・ランキング '99年7月30日版

今回は「DC280J」の発売を期に200万画素ズーム機のランキングだけを更新。200万画素級モデルも「DC280J」のような手ごろな価格の実用ズーム機が登場することで、新たなステップへ向かい始めた感じ。これをきっかけに、200万画素級モデルも、普及クラスと高級機の棲み分けが、より明確になるといいんですけど・・・。

G.S.M
デジタルカメラ市場調査分析

総台数の伸びはおおむね理解できるけど、過去のデータを元にした分析だけに、ユーザー指向が変化すると、この数値通りにはゆかない可能性も大いにありそう。
また、後半の画素数別のシェアの推移は、ちょっと疑問。こんなに単純な推移で、高画素化が進むとは思えない部分もある。とくに、海外で主流となる手頃な価格帯のモデルが飛躍的に市場規模を広げるとすると、2001年以降、ホントにこんな割合で高画素化が進むのかなあ〜と思ってしまう。逆にいえば、ユーザーが今後、もっと賢くなると、単純な高画素指向に走らないと思うんだけど。それに、デジタルカメラには、画素数とは全然別の要素も数多いわけだしね。
1999/7/29 東芝
64MBスマートメディアサンプル出荷開始、9月量産へ

年内発売予定といわれていた64MBスマートメディアが意外にも早く市場に並びそうな気配。しかも9月であれば、秋のSM採用の新製品にとって、実用上では、ようやくCF採用モデルと肩を並べるレベルになるわけですから、ひとまず安心という感じですね。けれど、64MBともなると、結構な大容量なので、信頼性という点がとても気になります。なにしろ、私自身、今日も16MBのSMが飛んだところなので・・・。
また、サンプル価格がそのまま小売価格になるわけではないとはいえ、25000円ではCFカードに対して、価格的なメリットが感じられないレベル。SMは安いというのが、大きなウリだったはず。1MB=\100になるという話は何処に行ってしまったんでしょう?

リコー
RDC-5000ファームアップグレード(8月6日開始予定)

アップグレードされる機能は、「ファイル名の設定変更」「距離固定」「シークレット」「64MBスマートメディア対応」の4点。しかも、ACアダプターさえあれば、Web上からファームをダウンロードして、ユーザー自身がバージョンアップできる点がうれしい。とはいえ、もし失敗するとシリアスな状態になるので、作業には細心の注意が必要だ。

1999/7/28 コダック
300万画素の一眼レフ デジタル カメラ「DCS 330」発表(日本語)
米国コダック発表の詳細情報(英語)

300万画素のCCDを搭載した、ニコンのAPS一眼レフ「プロネア600i」ベースの業務用モデル。連写性能が秒間1コマということで、スポーツ系の報道分野向けというよりも、写真館や商品撮影分野を意識したものといえる。プロネアベースのモデルだけに価格は意外に安価かも。日本国内での発売時期、価格ともに未定だが、米国では8月から出荷されるという。このあたりは、9月末発売の「ニコン・D1」を意識しての展開といえそう。

トミー
6980円の25万画素デジタルカメラ「ミーシャ」発表
ミーシャのホームページ

今年の東京オモチャショーで出品されたトミーのデジタルカメラ「ミーシャ」。CMOSで内蔵メモリー専用機とはいえ、接続キットまで込みで6980円とは、凄すぎる。しかも、8月1日からの予約販売を、コンビニ大手のローソンと同機の専用ホームページのみで行う点も大胆。なんか、スゴイ時代になったなあ〜というのが実感だ。

PC Watch
デジタルカメラ売れ筋ランキング・ヨドバシカメラ('99/7/12〜25)

C-2000ZOOMがダントツのトップ。次いでFinePix1500、C-900ZOOM、DSC-F55Kといったところで、圧倒的な「4強」状況という。ちょうど、130-150万画素クラスと200万画素クラスの、ズーム機と単焦点の代表選手が並んだ感じ。とくにコストパフォーマンスな130-150万画素系モデルがちゃんと売れている点に一安心。販売台数も順調に伸びているようで、デジタルカメラの世界は不況知らずといった感じですね。スゴイ世界だ・・・。

1999/7/27 オリンパス三洋電機日立マクセル
デジタルカメラ用2インチMO「iDフォーマット」発表!(biztech)

公式発表情報
三洋電機(28日掲載)
日立マクセル(28日掲載)

PC Watch(28日掲載分)

デジタルカメラ用の直径50mmの光磁気(MO)ディスク。規格は「iDフォーマット」と呼ばれるもので、容量は730MBという。現在、京セラ、コニカ、ニコン、ミノルタ、リコーがサポートを表明。規格3社は1年後を目標に発売するという。
オリンパスは発表に際して、「スマートメディアの置き換えではなく、音声付き静止画や動画を記録できるデジタル・カメラ、電子フォトアルバムなどに採用してゆく」と、きわめて具体的なコメントを寄せている点も、別の意味で注目される。

1999/7/26 PC Watch
プロカメラマン山田久美夫の コダック、DC280J Zoom β機 実写画像

23日に発売された「DC280J」ベータ版モデルでの実写データです。すでに店頭では69,800円と2Mクラスのズーム機としてはもっとも手頃なモデルになっており、今後の動向が注目されるところ。230万画素のワイド系の2倍ズームは使い勝手も上々で、画質もコダックらしいまとまりのある仕上がり。今後は2Mクラスも高機能優先ではなく、気軽に購入できて、誰でも使えるズームが主流うになってゆくことが大いに期待されます。


日経マーケットアクセス
99年の世界出荷台数497万台と予測。うち2Mクラスは3割。
生産トップは三洋電機で世界の3割を占める


あくまで予測とはいえ、今年はいよいよ約500万台近くまで市場が膨らむという。ワールドワイドでも2Mクラスが27%とはなかなかスゴイ時代になりそう。それはともかく、一般ユーザーでもアクセスできるページに、「オリンパス光学工業やニコンといった人気ブランド・メーカーの生産を一手に引き受けているのが三洋電機である。」と堂々と書かれている点が、スゴイ!! でも、ラインナップ全体を考えると、"一手に"という表現は誤解があると思うんだけど・・・。

富士写真フイルム
パソコンなしで証明写真が撮れるデジタル証明写真システム「ID-10」

「DS330」と液晶モニター、業務用TAプリンターを組み合わせて、パソコンなしで証明写真が簡単にできるシステム。従来のインスタントフィルムを使ったものに比べ、撮影時の目つぶりによるミスが防げるうえ、撮影時の自由度が高いので子供の証明写真も容易に撮影できるという。証明写真は街のカメラ店や写真館にとっても、日常的な業務だけに、この分野からデジタル化が広まってゆく可能性も高い。TAプリンターも業務分野ではいまも活躍中だ。


1999/7/25 AKIBA PC Hotline!
128MBのCFカード(SimpleTechnology)国内販売始まる

SimpleTechnologyのSTI-CF128というCF Type Iカード。実販価格は\54,800と、128MBとしてはまずまずといったところ。CF Type Iもいよいよ100MBオーバーの世界まで来たんですね。でも、互換性の問題が結構気になるところ。国内ではマイナーなメーカーだけに、デジタルカメラメーカーもまだ検証ができていないかもしれませんね。あと、パッケージにある「Digital Film」という文字なんですが、これってLEXAR MEDIAの商標だったと思うんですけど。

1999/7/24 HOODMAN
液晶モニター用フード「HOODMAN」

アメリカには、こんな製品の専門メーカー(?)もあります。確かに液晶モニターの日中での視認性って悪いけど、純正でフードを発売しているのはソニーくらいだものね。

1999/7/23 PC Watch
山田久美夫の最新デジタルカメラ定点撮影画像一覧

この春から夏にかけて発売された新機種17機種の定点撮影データです。猛烈なデータ量になりますけど、結構見応えはあると思います。とくに、最新の150万画素モデルの実力には目を見張るものがありますよ!

ハギワラシスコム
ID付きスマートメディアと同カード対応USBカードリーダー発表

最近はMP3などの普及でスマートメディアにも新しい動きがでてきました。とくにこのカードは、世界で初めて著作権を保護した半導体オーディオプレーヤーである同社の「SolidAudio Player (SD-1)」に対応した製品。著作権保護は映像の世界でも今後避けて通れない分野だけに、このID機能をデジタルカメラの世界でうまく生かすこともできそうです。

MOドライブ For USB

同じくハギワラシスコムの、USB対応MOドライブ。残念ながら、USB経由で電源供給はできないものの、こんな製品をうまくシステム化すれば、USB対応カメラと組み合わせて、ダイレクトにデータの保存ができそう。MOって、海外じゃ知名度が恐ろしく低いメディアなのが気になりますけど。

プリンストンテクノロジー
USBスマートメディアリーダー(PSM-RD)発売

各社から続々登場するUSBカードリーダー。とくにスマートメディア版は高価なPCカード変換アダプターを別途購入しなくてもいいし、フラッシュパスよりも遙かに高速。店頭ではフラッシュパスが使えるからという理由でスマートメディア採用のカメラを選び、いざ購入するときになって、店員の薦めでフラッシュパスではなく、USBカードリーダーを買って帰るという、不思議な現象もあるそうだ。

1999/7/22 KBGEAR
100ドル未満の子供用CMOSデジタルカメラ「JamCam2.0」を発表

子供用で液晶モニターもメモリーカードもないが、VGAのCMOSモデルでソフト込みなのに100ドル以下($89.99)とはビックリ! 今後のデジタルカメラは画質よりも楽しさで一般ユーザーに広まってゆくムーブメントを象徴するような製品。とはいえ、日本メーカーではここまで割り切れないだろう。

Apple
PCカードスロットルがない! 新感覚ノート「iBook」発表

いよいよ"i"系のノートである「iBook」が正式発表されました。まあ、巨大だとか重いとか、ちょっとはずかしいという話はともかく、このモデルではなんとノート型パソコンでは当たり前に搭載されていたPCカードスロットルがなくなっています! まあ、デスクトップMacからフロッピーを外したメーカーですから、それくらい大胆なことはやるでしょうけど、こうなると、デジタルカメラユーザーにとってはほとんどUSB転送しか方法がなくなるわけで、アメリカで大ヒットでもしたら、Mac系USB未対応のメーカーはちょっと大変かも。私はPCカードが使えないと聞いただけで、買う気が完璧に失せました。

NEC
120mm光ディスク採用のコンシューマー向けデジタルビデオレコーダー「GigaStation」発表

片面約5.2GBの書換型光ディスクにアナログ入力映像をMPEG2準拠でデジタル記録。S−VHSレベルで標準モードで2時間、長時間モードで4時間の録画ができる、ディスク型ビデオ。ディスクなので検索も用意で、容量もまずまずだし、価格も手頃なので多少、将来性はありそう。ただ、動画のことしか考えてないので、静止画データ用の電子アルバムとしても利用できるのかは未知数。でも、いずれはディスクメディアになるので、静止画系の規格もシッカリ決めておいてくれないと困るんだけど。

松下電器産業
MMCカード採用のデジタルビデオカメラ「コンパクトマルチデジカム」

最近SanDiskのMMCカードを採用したデジタルビデオが増えてきました。まだ、AV系ばかりですが、フロッピーアダプターもあるし、現時点で32MBカードもあるので、今後どんな展開になるか楽しみ。もちろん、静止画はVGAのみです。

NTT DoCoMo
赤外線通信機能付き携帯電話「DoCoMo NOKIA NM207」を発売

ヨーロッパでは赤外線通信機能を使ってデジタルカメラとのデータ互換まで視野に入れた展開を図っているノキア。最近はデジタルカメラからIrDA系インターフェースが消えつつあるが、今後この手の赤外線転送機能付き携帯電話が増えると、もう一度真剣に取り組んでおく必要もありそう。

日本ヒューレット・パッカード
CMOSイメージセンサ量産専用テストシステムを発表

今後、モバイル系機器や携帯電話などの組込用として大活躍する可能性もあるCMOS。今後の展開を考えると、日進月歩で性能が向上しているCMOS系もちゃんとチェックしておかないと・・・。

1999/7/21 ●富士フイルム
教育用画像活用教材がセットになった
「デジカメ自由研究セット」、「かんたんプリントセット」を新発売

小中学校の授業でデジタルカメラを活用する時代。 「初めて使ったカメラがデジタル!」という”銀塩を知らない子どもたち”の時代がいよいよ到来します! 

1999/7/20 Casio
2.1M 3X ZOOM「QV-2000UX」海外で発表


コンパクトカメラっぽいデザインで大口径3倍ズーム搭載の、一般ユーザー向けズーム機。カメラメーカーよりカメラっぽい、今後の200万画素ズーム機の正しい姿。

1.3M 8X ZOOM「QV-8000SX」海外で発表

レンズ回転式で光学8倍ズーム。液晶も2.5インチと大きく、動作もきわめて軽快。”デジタルの楽しさ”を感じさせるカシオQVシリーズらしい意欲作です。

●Epson America
USB&349$ 「PhotoPC650」発表

現時点では正体不明。しかし、メガピクセルの液晶付きモデルで、しかもUSBまで採用して実販349ドルはスゴイ! 急成長するアメリカ市場に特化した注目モデルです。

1999/7/19 ●SanDisk
USB対応CFカードでLEXAR Media JumpShotとの互換を発表
MMCカード用フロッピーアダプター発表


USBコントローラを内蔵したCFカードは今後の主流。簡単なUSBアダプターで高速転送ができるので、デスクトップPCユーザーにも歓迎されそう。
MMCカードはビデオカメラの静止画記録やMP3系で広がりつつあるスマートメディア対抗馬。フロッピーアダプターの登場で一気に普及するか!?


go Today's News

Back to Top page