2003年10月9日 白駒池周辺

東京ではまだ汗ばむ日もある10月初旬、一足早い紅葉を求めて、長野県の八千穂村にある白駒池を訪れた。

  夜明け前

10月初旬だというのに身を切るような寒さの中、白駒池は静かに朝を迎えた。
 
  白い時

静まり返った水辺の朝。色づいたカラマツが映える水面にはゆっくりともやが流れる。岸辺の木々は霜で白くなっている。
 
  琥珀色の時

ゆっくりとしたときの流れ。水面に映えるカラマツは刻一刻と色を変えていく。
 
  黄金色の時

カラマツが黄金色になり、ゆっくりとしたときの流れは止まった。
 
  輝く

朝の光を浴びて眩しく輝く。
 
  私はここ・・・

眩しく輝く水辺からふと足元に目をやると霜をつけた名もない小さな草も色づいて自己主張していた。
 
  凍える華

グラニュー糖をまぶしたように霜をつけた路傍の草は花のようにも見える。
土に返る冬を目前に最後の輝きを見せてくれた。
 
  白い世界

日陰の草は霜で真っ白。ここはすでに冬の世界。





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