馬は蹄(ひづめ)を使い雪を掻き分け、中から草を掘り出し食べている。
たいがい、トントントンと3,4回地面を叩くのだが、その音を聞いてからカメラを向けても、AFが速くタイムラグが少ない高性能なカメラでないと、なかなか撮影はできまい。
一頭の馬にカメラを向けて、しばらく電源をつけたまま一瞬を狙うという方法で撮影したのがこの一枚。
しかし、特に寒冷地に弱い初代IXY-Dでこの方法を多用すると、バッテリーの消耗も激しくなる。
予備バッテリーを装填しようにも、手袋を脱ぎ、10秒も手を外に出しているだけで、指先が寒さで動かなくなってしまう。
このように、苦労の末の撮影であった。