馬は鼻穴は大きいが、決して匂いに敏感ということではないらしい。
人参を与えても、触るほど近づけなければそれがエサであるこを理解できないし、深さ10cmほどの雪の中に埋もれた人参すら探すことができないのだ。
鼻が長いだけあり死角も多く、遠方の仲間の姿は目ざとく発見するが、鼻先の草を視覚で認識することができないらしい。
詳しい事情は分からないが、私が見て感じたことは、馬は鼻先に触れる固体の感触で、エサとそうでないものとを見分けているように思える。