デジタルカメラ・ジェーピー

2014年01月13日〜16日

02/18
(火)

●カメラ写真機器工業会(CIPA) 【CP+2014 レポート 追記編 その1】
カメラと写真映像の総合情報イベント「CP+ 2014」 UPDATE
-2月13日〜16日まで横浜で開催された「CP+2014」。
-テーマは「より楽しく、より美しく。進化するフォトイメージングテクノロジー」に。
-今回は会期中に掲載できなかった製品などを追記編として紹介しよう。

-16日最終日の会場内は、わずか1日で2万人以上が来場したこともあり、超大混雑。
-通常、最終日の4日目は午後から会場が空き始めるのだが、今回は5時の閉幕まで会場は終始賑わっていた。
-また、15日に予定されていたメーカーセミナーの一部が16日最終日に繰り越し開催されたこともあり、ステージスケジュールを急遽変更したメーカーもあり、かなり凝縮感のある最終日になった。
-取材する側としても、通常は3日目までに通常取材を終え、4日目は自分の興味のある分野を楽しみながら会場を回るのだが、実際、そこでの発見も多い。
-だが、今回はその時間もなく、正直なところ、主要ブース以外では、けっこう見逃した製品もあった。



●富士フイルム
「X-T1」体感は40分待ち。X100シリーズ用テレコンバータやXQ1用水中ハウジングも
-富士フイルムブースは「X-T1」が大人気。発売はCP+開催2日目だったため、すでに店頭にも並んでいるわけだが、それでもタッチ&トライコーナーは40分待ち状態だった。
-さらに同社ブースでは、参考出品として、既報のXシリーズ用パンケーキレンズのほか、「X100」「X100S」用の1.4倍フロントコンバーターも参考出品。
-この製品は、テレコンバーターというよりも、画角的には標準の50mm相当(35mm判換算)になるが、利用価値は結構高そう。純正品なので画質面でも十分なレベルになりそうだ。
-また、同社モデルではないが、高級コンパクト機「XQ1」用水中ハウジングも展示されていた。

-AR技術を使って、スマートフォンやタブレットをプリントにかざすと、画面内で動画と音声が自動再生される「動画フォト!サービス」のデモも展開。
-ブースでは、結婚式などの写真を、スマートフォンやタブレットのカメラ機能を使って見ると、突然、そのプリント部分で動画が動き出すというAR体験は、なんとも新鮮なもの。
-なかなかプレスリリースや説明だけではわからないサービスだが、実際に見てみると、そのおもしろさが伝わるものだけに、こうしたイベントで初体験した人も多かったようだ。



●マンフロット
定番中型三脚「190シリーズ」「055シリーズ」を一新。機能や操作性が大幅に向上
-マンフロットは今回、同社の主力中型三脚「190シリーズ」「055シリーズ」「新型3Way雲台」をモデルチェンジ。
-まず脚部は、従来と同じくセンターポールを水平方向にも使うことができる機能はそのままに、構造を大幅に変更。
-センターポールの付け根は、ごく普通の三脚と同じような形になっているが、90度方向を変える場合には、赤い支持部分が上部に伸びて、水平方向にも伸ばせるようになっている。
-その結果、雲台取り付け部が従来より下がっており、その分、脚部の基本的な長さが長くなり、結果的に伸長が伸びている。
-そのため、通常の190シリーズでもセンターポールなしに眼の高さに届くくらいになった。
-さらに、従来、指を挟みやすかった脚部ロックも大幅に変わり、少ない力で確実にロックできて、指を挟む心配が大幅に軽減された。
-190、055ともにアルミ脚とカーボン脚を用意。4月下旬から順次発売が開始される。
-また、セットで販売されることの多い3Way雲台も大幅に変更。上下と左右にフリクション調整機能が追加されており、パン棒も伸縮式になり、携帯性や収納性も大きく向上。
-従来から定評のあるシリーズだが、今回のモデルチェンジがさらに使いやすい製品になった印象だ。

-このほかにも、iPhone用アクセサリーや小型テーブルポッド、一脚など、多数の新製品が登場。
-カラーリングも、従来のブラック一色ではなく、ホワイトやレッドなどを組み合わせた、なかなかファッショナブルなものになっており、いずれも、なかなか魅力的だった。



●KIPON
APS用超大口径レンズ「40mmF0.85」や超広角「12mmF2.8」を正式発表
開発中のAF連動式のキヤノンマウント変換アダプターやフルサイズ/APSアダプターを出品

-マウント変換アダプターで有名な「KIPON」。
-昨年のCP+で参考出品された、ミラーレス機用の超大口径レンズ「HANDEVISION IBELUX 40mm F/0.85」(2,080ドル・3月発売)と、超広角レンズ「HANDEVISION IBELUX 12mm F/2.8 for APS-C」(638ドル)を発表。
-いずれも、ドイツのIB/E OPTICSとの共同開発レンズで、マウントはマイクロフォーサーズ、ソニーE、富士X、EOS Mマウント用を用意。
-正直なところ、実力は全く未知数だが、スペック面での魅力は十分にあり、なかなか楽しみ。

-また、EOS用EFレンズを、マイクロフォーサーズ機などで、AF連動で使えるアダプターも出品。
-参考展示品を見ると、絞り設定はアダプターにある小さなダイアルで操作。さらに、手ブレ補正機能は利用できないなど、先行するメタボーンズに劣る部分もあり、今後の展開に期待。
-さらに、レデューサー内蔵で、フルサイズ用レンズを同じ画角でAPS機で使えるアダプターも出品。F値も一段分明るくなるという。こちらはすでにamazonで発売中という。
-また、この春から東京にKIPON専門店をオープン予定。ここでは同社製品すべてを展示し、その場で実際に動作などを確認できるようにするという。



●ピクトリコ
微光沢タイプ”ベルベッティ”の後継タイプになる
ピクトリコプロシリーズの新商品「ピクトリコプロ・ソフトグロスペーパー」を出品

-インクジェットプリンター用メディア(ペーパー)のピクトリコ。
-今回は微光沢系の新製品「ピクトリコプロ ソフトグロスペーパー」を出品。
-このメディアは同社が以前ラインナップしていた「ベルベッティ」の実質的な後継モデル。
-面状を見ると、ベルベッティとはやや異なる印象もあるが、微光沢系のラインナップが増えるのは大歓迎だ。
-同社ブースでは、ピクトリコ(月光含む)の各種用紙での作品や、名刺大サンプルも配布されていた。




02/17
(月)
●興和光学
マイクロフォーサーズ用マニュアルフォーカスレンズ「KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8 MFT」
「KOWA PROMINAR 12mm F1.8 MFT」「KOWA PROMINAR 25mm F1.8 MFT」、正式発表

-昨年の放送機器展「Inter BEE 2013」で参考出品された、マイクロフォーサーズ用マニュアルフォーカスレンズのなかから3種を正式発表。
-今回発表されたのは「KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8 MFT」、「KOWA PROMINAR 12mm F1.8 MFT」「KOWA PROMINAR 25mm F1.8 MFT」。
-いずれも、マニュアルフォーカス専用の単焦点レンズで、同社が既発売の工業用カメラ用レンズの光学系を流用したものに。
-また、マイクロフォーサーズ規格ながらも、一部のカメラで取り付けできない機種あり。
-価格未定。2014年夏期発売予定。

02/16
(日)
●カメラ写真機器工業会(CIPA)
カメラと写真映像の総合情報イベント「CP+ 2014」閉幕。来場者数は42,203人に
-本日最終日を迎えた「CP+2014」が閉幕。
-本日16日の来場者数は、21,661人を記録。初日の約2倍の来場者数に。
-CP+2014会期中の来場者数の合計は、42,203人に。
-2日目からの大雪、3日目の開催中止など予期せぬアクシデントに見舞われ、目標の7万人に遠く及ばなかったが、気象や交通状況を考慮すれば、十分な来場者数に。
-来年の「CP+2015」の開催は、2015年2月12日(木)〜2月15日(日)を予定。




-いよいよ「CP+2014」も最終日。
-今日の横浜は、ほぼ快晴で、実にキレイで澄み切った青空が広がった。
-まだ、足下にかなりの雪が残っているものの、公共交通機関もほぼ回復。
-そのため、昨日の開催中止で来場できなかった方々が、一斉に会場に訪れた感じだ。
-最終日は、搬出の関係もあり、開催時間は午後5時までと、通常より短い。
-それにも関わらず、来場者数は一日で21,612名ときわめて多くの来場者が訪れた。

-会場内は、午前中から閉幕時間まで大混雑。
-あまりに来場者が多すぎて、途中で入場者規制が行われたほど。
-3日目は開催中止だったわけだが、今回の期間中(実質3日間)の来場者数は42,203名を記録した。



●カメラ写真機器工業会(CIPA)
カメラと写真映像の総合情報イベント「CP+ 2014」、本日16日は通常開催に
-「CP+2014」、本日16日の最終日は通常通りに開催。
-会場近辺の公共交通機関もほぼ平常通りの運行。事故で昨日運休していた、東急東横線(会場のみなとみらい駅に連絡)も通常運行を開始。
-なお、横浜市内の一部で、バスが運休している場合もある。
-本日最終日は、夕方17時までの開催なので要注意。




02/15
(土)
●カメラ写真機器工業会(CIPA) 【開催中止情報】
カメラと写真映像の総合情報イベント「CP+ 2014」、本日15日の開催を中止

-本日2/15(土)は、悪天候による交通機関の大幅な遅れや運行休止により、開催を中止を決定。
-横浜美術館レクチャーホール「OPEN SHOW CP+2014」、ベイブリッジカフェテリア「PHOTO LOUNGE 特別編」も中止。
-なお、事前登録制イベント「東松照明 写真のつくり方 ワークショップ」「マグナムフォト スティーブ・マッカリー ワークショップ」は通常通りに実施。
-明日の最終日2/16(日)は、通常通りの開催を予定。




【CP+事務局よりの公式アナウンス】 (2月15日 20:26時点) UPDATE

明日2/16(日)は通常通りの開催予定ですが、
確定情報については、
オフィシャルウェブサイトのWhat’s Newで、
明日の朝7時までに掲載いたしますのでご確認ください。

CP+ オフィシャルウェブサイト
www.cpplus.jp





【最終日 16日向けCP+アップデート情報】

●富士フイルム
最終日のステージスケジュールを更新
15日登壇予定だったトークショーを時間調整で追加
(Facebookページ)
-本日のCP+が中止になったため、明日のトークショースケジュールを変更。
-本日登壇予定だっが、田中雅美氏と内田ユキオ氏のトークショーを盛り込んだスケジュールに。
-10:20〜11:00 内田 ユキオ 氏
-11:20〜12:00 藤田 一咲 氏
-12:10〜12:50 Kevin Mullins 氏
-13:00〜13:40 キャメラびと(きょん♪氏&山本まりこ氏&むらいさち氏)
-13:50〜14:30 稲垣 徳文 氏 & 石井 正則 氏
-14:40〜15:20 Bert Stephani 氏
-15:30〜16:10 田中 雅美 氏
-16:20〜17:00 ポパイカメラ 石川 芳伸 氏 & 鈴木 文彦 氏
-上記のステージスケジュールでの展開に。

●シグマ
最終日のステージスケジュールを変更
-本日のCP+中止に伴い、最終日のステージスケジュールを変更。
-7名の講師による充実したラインナップに。
-10時20分〜11時00分 三井 公一  「シグブラ・連載に登場したレンズたち」
-11時20分〜12時00分 塙 真一   「塙流、シグマレンズの使いこなし術」【時間変更】
-12時25分〜13時05分 小澤 太一  「Artラインの写真しか見せませんからね」【時間変更】
-13時25分〜14時05分 山木 和人  「Quattroセンサーについて」【時間変更】
-14時25分〜14時55分 塩澤 一洋  「レンズ沼にハマらない写真術」 【追加】
-15時15分〜15時55分 萩原 和幸  「萩原的“距離感重視のポートレート”指南」【時間変更】
-16時15分〜16時55分 内田 ユキオ 「Decade with Foveon 〜または私はいかに心配を止めてシグマを愛するようになったか【時間変更】

●キヤノン
最終日のステージスケジュールを変更。時間変更と講師追加も
-本日のCP+中止に伴い、最終日のステージスケジュールを変更。
-10時30分〜11時15分 オススメの二本目レンズ〜レンズ交換で広がる写真表現の世界〜 小澤 太一 氏
-11時30分〜12時15分 PIXUS PRO-10を活用した写真作品のプリントフロー 三島 淳 氏
-12時30分〜13時15分 夜の情景を楽しむ〜レンズで広がる撮影術〜 川合 麻紀 氏
-13時25分〜14時10分 EOS M2で写真の旅へ〜レンズとともに島を巡る〜 佐藤 かな子 氏【時間変更】
-14時20分〜15時05分 かんたんRAW編集〜Digital Photo Professionalの使い方〜 合地 清晃 氏【時間変更】
-15時15分〜16時00分 写真家・土屋勝義がPowerShot G1 X Mark IIで撮る、ポートレート/スナップ 土屋 勝義 氏【時間変更】
-16時10分〜16時55分 写真家・秦達夫による レンズ選びの考え方 秦 達夫 氏【追加】

【変更アナウンスなし】
-23時時点で、セミナースケジュールなどの変更アナウンス告知のない主要メーカーは下記の通り。
-最新ステージスケジュールなどは下記のCP+専用ページへのリンクで要確認。

●ニコン
明日16日の各種セミナー内容や時間変更はなし

●パナソニック
明日16日の各種セミナー内容変更のアナウンスはなし

●ソニー
明日16日の各種セミナー内容変更のアナウンスはなし


●リコーイメージング
明日16日の各種セミナー内容変更のアナウンスはなし

●タムロン
明日16日の各種セミナー内容変更のアナウンスはなし

●ケンコー・トキナー
明日16日の各種セミナー内容変更のアナウンスはなし





●カメラ写真機器工業会(CIPA) 【CP+2014 2日目 その2】
カメラと写真映像の総合情報イベント「CP+ 2014」、16日まで開催中。本日15日は開催中止に
-今回で5回目を迎える「CP+2014」。本日、15日は大雪の影響で開催を中止。
-なお、明日の最終日は予定通り、開催予定に。
-本日は会場取材ができないため、昨日取材した未掲載のものを適時掲載する。

-今回のテーマは「より楽しく、より美しく。進化するフォトイメージングテクノロジー」。
-会場はパシフィコ横浜。展示ホールやアネックスホールに加え、会議センターでも展開。
-開催期間は、2014年2月13日(木)〜16日(日)。
-開催時間は、昨年より終了時間を1時間延長し、18時までに。2月13日(木)は12:00〜18:00。2月14日(金)、15日(土)は10:00〜18:00。最終日2月16日(日)は10:00〜17:00。
-入場料は1,500円(昨年までは1,000円)。ただし、Web事前登録により無料での入場が可能。



●ニッシンジャパン
ズームヘッドを備えたG.N.27の各社TTL調光対応で
バウンス可能な小型軽量なクリップオンストロボ「スピードライト i40」出品

-大幅な小型軽量化を実現した、大光量クリップオンストロボ「スピードライト i40」を出品。
-同クラスの単三形電池使用のクリップオンストロボで世界最小というだけに、実機を見ると実機を見ると実にコンパクト。このサイズなら、いつも気軽に持ち歩ける感じだ。
-しかも、機能面で妥協している部分はほとんど見当たらない。各社の独自TTL調光に対応しており、ズームヘッドも24〜105mmまでを自動ズーム。内蔵式ワイドパネルで16mmまでカバーできる。
-ガイドナンバーも、35mm時でG.N.27 、105mm時ではG.N.40 (ISO100)と、必要十分。とくに最近のデジタルカメラは高感度化が進んでいるため、実用性はかなり高い。
-操作部もダイヤル方式でわかりやすく、調光補正がダイアル式なので視覚的ミスも少ない。
-さらに、内蔵のLEDライトは思いのほか光量があり、近距離での動画撮影なら十分利用できるレベル。また、ストロボ撮影時の簡易モデリングライトとしても活用できそうだ。
-さらに、十分な発光回数を実現するため、小型にも関わらず、電源は単三形4本を実用的だ。
-まず、ニコン用、キヤノン用が4月に発売され、その後、ソニー用、マイクロフォーサーズ用を6月頃に追加するという。
-ブースでは、富士フイルムのXシリーズに装着したものも展示されていたが、こちらはまだ検討中で、現時点では発売するかどうか決まっていないという。



●ケンコー・トキナー
化ガラスやジュラルミン枠、ダストフリーコート、ZRコート、
外周墨入れ処理など5つの特徴を備えた最高級フィルター「Zeta Quint」シリーズ発表

-数多くの新製品や参考展示品を出展したケンコー・トキナー。
-なかでも、同社の本業ともいえるフィルター分野で、最高峰の「Zeta Quint (ゼータ クイント)」シリーズをCP+で発表。
-このフィルターは、 強化ガラスやジュラルミン枠、ダストフリーコート、ZRコート、外周墨入れ処理など5つの特徴を備えた、ハイエンドシリーズ。
-なかでも、一般的なフィルターより3倍の強度を備えた強化ガラスを採用している点は大きな特徴。
-ブースでは、ビデオでの紹介ながらも、金属球をフィルターの上に落として強度をアピール。
-前回のフォトキナでは、このデモを実際にブースで展開していた。デモのたびに比較用の他社フィルターが破損(割れる)ために、コストがかかるので、今回は見送られた感じだ。
-種類は、レンズ保護用の「プロテクター」と、円偏光の「サーキュラーPLフィルター」を用意。近日発売予定。

簡単確実に雲台を交換できる専用マウント「SLIK MOUNT」を初公開
-SLIKブランドでの参考出品で注目されるのが、この「SLIK MOUNT」。
-従来、三脚の脚部と雲台は、いわゆる太ネジ、もしくは細ネジを使って一体化しているわけだが、
目的によって脚部や雲台を使い分けたいときには、とにかく不便で、手間のかかるもの。
-この「SLIK MOUNT」は、それを簡単確実にできるように、専用マウント化した画期的なもの。
-マウントは、バヨネット式ではなく、スピゴット式を採用。つまり、マウントを合わせて、外のリングを締める方式だ。
-今回は、マウントアダプターという形での展開で、脚部用と雲台用に、マウントの雄雌をそれぞれ装着。マウント内部には芋ネジがあり、回転しないように確実に装着できる。
-将来的には、脚部と雲台に、このマウントを採用すれば、さらに丈夫で便利になるが、現時点ではこのほうが手持ちの製品で利用できるため現実的。
-目的に合わせて、3Way雲台と自由雲台を付け替えたり、持ち運ぶときに雲台を取り外して携帯性や収納性を高めることもできるアダプターとして、個人的にはすぐにでも欲しいほど。
-とても地味な展示ではあるが、かなり便利で画期的な展開といえる。

-同社ブースではこのほかにも、スマートフォン用の丈夫な三脚アダプター兼アクセサリーシューアダプターも参考出品。
-また、EF-Sレンズ対応の新「テレプラス1.4倍」や、デジタル一眼レフ対応マクロテレプラスを参考出品。
-このほか、EOS-Mマウント用の「デジタル接写リングセット」や、ライカMマウントとLマウントの変換アダプター「L-M変換リング」(35-135mm用、50-75mm用、28-90mmの3種)も参考出品されていた。



●オリエンタルホビー
速写系ストラップ「ブラックラピッド」の新製品を展示。自動開閉キャップも出展
-オリエンタルホビーは、速写系ストラップ「ブラックラピッド」の新製品を展示。
-迷彩柄の「スポーツ カモ SPORT CAMO」や「R-ストラップ KICK」などを出品しており、その場で装着感を確かめることができる。
-なかでも、女性向けシリーズの「R-ストラップ KICK」は曲線形状の肩当てがついたもので、ミラーレス機や小型一眼レフを気軽に持ち歩くのもの便利なモデルという感じだ。
-私自身、イベント取材には「R-ストラップ METRO」を使うことが多いのだが、実際に会場取材で持ち歩いていた「RX10」に装着したところ、こちらのほうが肩にフィット、バランスもよかった。
-また、ブラックラピッドシリーズの新アクセサリー「LOCKSTAR」(1,479円)も展示。
-これはカメラ装着のカラビナ部分に装着するプラスチック製カバーだが、ボディーに傷がつかず、ロックが外れるのを防止する役割もあるスグレモノ。
-なお、同ブースでは、ブラックラピッドストラップを装着して、CP+ブラックラピッドブースを訪れたユーザー、毎日先着25名にこの「LOCKSTAR」をプレゼントしているという。

-同社ブースではこのほか、「LUMIX G X レンズ14-42mm」専用の自動開閉式キャップ「Freemod X-CAP」(3,570円・2月下旬発売)も展示。
-オリンパスの新パンケーキレンズには、自動開閉式キャップが用意されているのだが、LUMIXのパンケーキレンズには用意されていないため、この製品はなかなか便利そう。
-このキャップは、背面に小さな突起があり、それが押し込まれることでバリアが閉まる構造。
-フィルター径は37mm。大きさは57×57×7.7mm。価格は3,570円で2月下旬から販売開始予定という。



●トミーテック
開発中の蛍石採用レンズ「BORG 90FL」(500mmF5.6)や
BORGブランドの新開発引き伸ばしレンズを出品。現在進行中の開発アイテムの一覧も公開

-天体撮影はもちろん、近年は野鳥や鉄道、飛行機の撮影などに幅広く愛用されいる、トミーテックのBORGシリーズ。
-今回のCP+では、昨年来「2014X1」の開発コードで進行していた、今夏発売予定の新フラッグシップレンズ「BORG 90FL」を初公開。
-このモデルは、カメラレンズ風にいえば、フローライト(蛍石)を採用した「500mmF5.6」の超望遠アポクロマートレンズだ。
-同社のヘリコイド鏡胴「BU-1」との組み合わせでは、縮長380mm、重さ約2.2kgと小型軽量。
-もちろん、フローライトレンズだけに色収差はきわめて良好に補正されており、シンプルな光学系でマニュアルフォーカス専用レンズながらも、高コントラストで、カメラメーカー純正の超高価な超望遠レンズと超えるほどの解像度を実現。
-単体ではAPSをカバー。フルサイズで画面周辺まで高解像度に撮影したい人向けに、開発中のフルサイズ対応の専用レデューサーも開発中という。
-このほかにも、現在開発中アイテムリストを公開。開発コード「2014X2」と呼ばれるフローライトレンズ搭載の「55FL」(250mmF4.5)や、「67FL」「71FL」の各専用レデューサーが2014年中。ライカMマウント用カメラマウント(今夏発売予定)を現在開発中という。

BORGブランドの新開発引き伸ばしレンズを出品。現在進行中の開発アイテムの一覧も公開

-また、以前から予告されていた「BORG引き伸ばし用レンズ 50/2.8」も出品。
-このレンズは、近年のミラーレス機の普及で、あたらなユーザーを獲得している、引き伸ばし用レンズを使った一般撮影用として開発された超高解像レンズ。
-M42マウントの4群5枚構成レンズであり、同社のM42ヘリコイドシステムと組み合わせることで、ショートフランジバックのミラーレス機であれば、無限遠からの撮影が可能。
-いまや貴重な存在である、Made in Japanの新品引き伸ばし用レンズであり、いまや中古市場でも品薄で高値になってしまった、恐ろしくシャープな引き伸ばしレンズでの撮影を楽しめるレンズとして注目される。
-ちなみに、手持ちの50mm前後の引き伸ばし用レンズも、ミラーレス機であれば、同社のM42ヘリコイドシステムと組み合わせれば、無限遠からの撮影が可能。もちろん、同システムも同社ブースに展示されているので興味のある人はチェックしておきたい。



●TOAST Technology
本格的なタイムラプス撮影が可能な高精度モバイル赤道儀「TP-2」を出品
-軽量で高精度なモバイル赤道儀「TOASTシリーズ」の最新モデル「TP-2」を出品。
-今回の「TP-2」では、従来の天体撮影用の赤道儀機能に加え、タイムラプス撮影用機能を大幅に充実。
-赤道儀としての機能は、先代の「TOAST Pro」よりもさらに向上。内部のギア機構や電源関係の改良により、さらに丈夫で高精度な撮影が可能。さらに、モバイルUSB電源での駆動にも対応。
-さらに、タイムラプス用機能を大幅に充実。タイムラプス用の6つの駆動速度を選択可能に。
-ブースでは「TP-2」の多数展示。カラーバリエーションも展示されていたが、こちらは参考展示であり、実際に販売されるのはレッドのみという。
-強度がさらに向上したこともあり、ジンバル雲台を介してバランスを取れば、300mmF2.8でも楽々対応可能だ。
-ブースでは、10kgの重りを載せての駆動デモも行われていた。



●マイクロン(レキサー)
レキサーブランドのUHS-I規格の高速microSDカードや高速カードリーダーなどを出品
-マイクロン傘下で展開している老舗メモリーカードブランド「レキサー」。
-同社は今回、SDアソシエーションエリアでミニブースを展開。
-ブースでは、UHS-I規格の高速カード「Lexar High-Performance microSDHC/microSDXC UHS-I カード (633x)」を展開。
-さらに、同製品には、633倍速(秒95MB)のパフォーマンスを引き出せる、USB3.0対応のmicroSDカードリーダーも同梱したパッケージとして展開していた。
-また、目的応じてユニットを4つの交換でき、しかもパラレルでのデータ読み書きができる、USB3.0対応のカードリーダーも展示。
-同リーダーでは、ユニットを変えることで、SD、CF、XQD、CFastの4種のカードが利用でき、SDXC UHS-IやUDMA7対応CFカードなどにも対応可能。
-しかも、同時読み書きができるため、大量の撮影やカード間コピーなども高速にできるのが特徴だ。




02/14
(金)
●カメラ写真機器工業会(CIPA) 【CP+2014 2日目 その1】
カメラと写真映像の総合情報イベント「CP+ 2014」、16日まで開催中 UPDATE
-今回で5回目を迎える「CP+2014」の2日目。
-テーマは「より楽しく、より美しく。進化するフォトイメージングテクノロジー」。
-会場はパシフィコ横浜。展示ホールやアネックスホールに加え、会議センターでも展開。
-開催期間は、2014年2月13日(木)〜16日(日)。
-開催時間は、昨年より終了時間を1時間延長し、18時までに。2月13日(木)は12:00〜18:00。2月14日(金)、15日(土)は10:00〜18:00。最終日2月16日(日)は10:00〜17:00。
-入場料は1,500円(昨年までは1,000円)。ただし、Web事前登録により無料での入場が可能。

-CP+2014、二日目は朝から雪。しかも、開場時の10時頃にはすでに積もっており、来場者がかなり少ないのでは?と思われた。
-初日の来場者数は11,750人。前年比で109.9%と好調。
-そして、今日二日目は、速報値で8,792人となったが、朝から悪天候だったことを考えると、十分な来場者数という感じだ。
-もちろん、会場内は初日より空いているが、それでも思いのほか多くの来場者が訪れており、表の雪景色と対照的に、来場者の会場内は熱気に包まれていた。
-とはいえ、18時の閉会時間には、大雪警報がでて、電車が止まりはじめており、多くの来場者が大変な思いをして帰宅した可能性が高く。
-実は私自身、横浜在住なのだが、帰宅途中でバスが雪の影響で自宅近辺の終点まで行かず、大雪の中、1時間近くかけて降りしきる雪の中で徒歩で帰宅せざるを得なかった。
-帰り際の館内放送によると、明日15日、「CP+」が予定通り開催されるかどうかは、現時点では未定。15日のCP+は「中止」もしくは「開催時間変更」になる可能性もあるという
-そのため、15日(土)に会場に行く予定のかたは、午前7時時点で開催情報がCP+2014公式ページに掲載されるため、家を出る前に公式ページで、必ず開催情報をチェックするおくことを強くお勧めしたい。



●サンディスク
超高速アクセス可能な新規格SDカード「UHS II」カードを発表。4月発売予定に
-サンディスクがSDメモリーカードの新規格「UHS-II」カードを正式発表。
-同規格は、アクセス速度が従来の「UHS-I」規格よりも遙かに高速なもの。
-今回発表になった「サンディスク エクストリーム プロSDHC/SDXC UHS-U カード」は、最大250MB/秒(1667X)の書込み転送速度と、280MB/秒(1867X)の読み出し速度を実現。
-カード自身は外形は従来のSDカードと同じだが、接点が2段になっている点が大きな相違点。
-もちろん、この速度を活かすためには、カメラ側やカードリーダーも、「UHS-II:」規格に対応している必要がある。
-現時点での対応製品は、デジタルカメラでは「富士フイルム・X-T1」のみだが、今後、各社から対応製品が登場する可能性がきわめて高い。
-カードリーダーも、同規格対応で、しかも、USB3.0など高速なインターフェースでなければ、その速度を生かし切れない。そのため、同社は今回、カードリーダーも同時に発表。
-基本的には4Kムービーなど、大容量データを高速アクセスする必要のあるケースで威力を発揮するが、デジタル一眼レフやミラーレス機でも、RAWデータでの連続撮影ではかなり有効だ。
-今回登場した「エクストリーム プロSDHC/SDXC UHS-U カード」のラインナップは、16GB/32GB/64GBの3種。発売は4月を予定しているという。



●NECディスプレイソリューションズ
AdobeRGBカバーの24型4Kワイド液晶ディスプレイ
「MultiSync LCD-EA244UHD-BK」を展示。32インチ、84インチディスプレイも参考出品

-NECディスプレイソリューションズは、今回、新製品の24インチの4Kグラフィック向けディスプレイを出品。
-さらに、同じく4Kの32インチタイプと84インチタイプを参考出品。
-24インチタイプの「MultiSync LCD-EA244UHD-BK」は、国産PCモニターとして、24インチクラス初の3840×2160ドットの4K表示を実現。
-AdobeRGB対応のグラフィックディスプレイであり、画面内のムラ補正機能なども搭載。
-実際に見てみると、グラフィック用を謳うだけに、表示もきれいで画面内の輝度ムラも感じられず、なかなかの実力。
-もちろん、24インチでの4K表示は、画像表示用としては問題ないが、アプリケーションの文字などを見ると、かなり小さいので注意が必要。
-実売価格は30万円と、他社のPC用4Kディスプレイに比べると高価だが、本格的な画像処理には必要なクォリティーを実現している。
-発売は5月30日を予定している。

-また、参考出品ながらも、今後登場する予定の32インチと84インチの4Kディスプレイを展示。
-24インチタイプは同社の「EAシリーズ」のため、いわゆるスタンダードタイプ。
-だが、32インチは本格的なグラフィック用の「PAシリーズ」としての展開。もちろん、色域はAdobeRGB対応だ。
-実際に見てみると、このきめ細かな表示は4Kならではのもの。やはり4Kのよさを活かすなら、32インチくらいの画面サイズが必要だ。
-価格は未定だが、24インチタイプの2倍くらいの価格帯になりそう。発売は今年後半になりそうだ。
-さらに大型の84インチタイプも展示されていたが、こちらはパーソナル向けというよりも、デジタルサイネージ的な用途という感じだ。価格的にもかなり高価なものになるという。



●ハッセルブラッド
最新の5,000万画素CMOSセンサー搭載中判デジタルカメラ「HASSELBLAD H5D-50c」を初公開
35mmフルサイズ24メガセンサー搭載のα Aマウント機「HASSELBLAD HV」も展示
-ハッセルブラッドは今回、イベントとして世界初公開の、50メガCMOSセンサー搭載中判デジタルカメラ「H50-50c」を出品。
-このモデルは、新開発の5,000万画素CMOSセンサーを搭載したモデルであり、従来のCCDタイプに比べ、高感度化とよりなめらかなライブビューを実現しているという。
-価格は250万円と、同等のセンサーを搭載したライバルのPhase Oneより200万円ほど安価に設定されており、「こちらはカメラボディー付き(?)なので、お買い得」とブースで紹介されている。
-さすがに中判センサーならではの表現力は圧倒的。デジタル対応のレンズシステムも充実しており、とても魅力的なシステムに仕上がっている。
-もちろん、一般的なモデルではないが、今回のCP+がイベントとしての世界初公開であり、これを機会に、実機に触れてみることをお勧めしたい。

-ブースでは、先だって発表されたばかりの、24メガの35mmフルサイズ機「HASSELBLAD HV」を公開。
-デザインやスペックからも想像がつくように、「ソニー・α99」がベースのモデルであり、イメージセンサーは、35mmフルサイズ2,430万画素Exmor CMOS。ファインダーはトランスルーセントテクノロジーを採用している。
-とはいえ、実機を見ると、外観もやや変更されており、随所にハッセルのアイデンティティーを感じる部分も多い。
-操作ダイアルの形状も”アポロチョコ”を連想させる(?)形状に変更されており、ストラップの装着方法もハッセル共通タイプになっている。
-さらに、スリップやストラップなどに、ハッセルの「H」をデザイン化したパターンが採用されている。
-ツァイスブランドの標準ズーム「Vario-Sonnar T* 2,8/24-70 ZA」が標準セットで、価格は120万円と超弩級。
-こちらも通常、実機を見る機会が少ないモデルだけに、この機会にぜひ触れておきたいモデルだ。



●DNPフォトルシオ
5000万画素CMOSセンサーを搭載した新デジタルバック「Phase One IQ250」出品
-DNPフォトルシオは、先日発表されたばかりの、5,000万画素CMOSを搭載した新型中判デジタルバック「PhaseOne IQ250」を出品。
-PhaseOneのIQシリーズには、すでにより高画素の8,000万画素デジタルバック「IQ280」などがあるが、今回の「IQ250」は、シリーズ初のCMOSセンサーを搭載した新世代モデルだ。
-イメージセンサーには、新開発の44×33mmの大型CMOSセンサーを搭載。
-従来のCCDタイプに比べると、一回りコンパクトではあるが、それでも面積比で35mmフルサイズの約1.7倍の巨大なもの。
-今回のCMOS化により、最高感度ISO6,400とデジタルバックとは思えないほどの超高感度撮影が可能に。
-さらに、ライブビュー表示も従来よりレスポンスがいいこともあり、フォーカシングも容易に。
-ハンズオンデモでのボディーは「645Df+」。Mamiya 645用交換レンズが利用できるが、実際には同シリーズのデジタル対応レンズでなければ、その実力は発揮できない。
-もちろん、ブースには同機の実機が用意されており、実際に操作することもできる。
-価格は450万円と、会場内にある市販カメラのなかで、おそらく、最も高価なモデルだろう。






02/13
(木)
●カメラ写真機器工業会(CIPA) 【CP+2014会場速報】
カメラと写真映像の総合情報イベント「CP+ 2014」、本日より開催 UPDATE
-今回で5回目を迎える「CP+2014」が、本日2月13日に開幕。
-テーマは「より楽しく、より美しく。進化するフォトイメージングテクノロジー」。
-会場はパシフィコ横浜。展示ホールやアネックスホールに加え、会議センターでも展開。
-開催期間は、2014年2月13日(木)〜16日(日)。
-開催時間は、昨年より終了時間を1時間延長し、18時までに。2月13日(木)は12:00〜18:00。2月14日(金)、15日(土)は10:00〜18:00。最終日2月16日(日)は10:00〜17:00。
-入場料は1,500円(昨年までは1,000円)。ただし、Web事前登録により無料での入場が可能。
-主催は、一般社団法人 カメラ映像機器工業会(CIPA)。協賛は一般社団法人 日本写真映像用品工業会。

-初日は9時30分よりオープニングセレモニーに続き、テープカットが行われ、まず、招待者とプレス関係者限定のプレミアムタイムからプレオープン。
-いまにも雪が降りそうな天候にも関わらず、プレミアムタイムから、入場待ちで長蛇の列になっていた。

-今回のCP+では事前発表の新製品や参考出品情報が多かったこともあり、プレミアムタイム開幕早々から、大手ブースはワールドプレミア製品をひと目見ようと、多くの来場者が訪れていた。



●シグマ
斬新なデザインで注目度No.1の新「dpシリーズ」。会場では実機に触れることも可能
プレミアムタイムでの一番人気は、予想通り(?)、シグマの「dpシリーズ」。
-その斬新なデザインを、直接見ようと、開幕早々、たくさんのプレス関係者や招待者(販売店関係など)がブースを訪れていた。
-ブースでは、30mmレンズ付きの「dp2 Quattr」の、稼働機が3台用意されており、実際に触れ、その感触を確かめることができる。

-最大の関心事は、そのグリップ感やホールド感。個性が強いデザインだけにその評価が分かれるところ。
-とにかく、ひとめで「dp」であることがわかるデザインで、実機を見ると、写真以上に複雑な形状で、かなり斬新で強烈な印象がある。
-dpシリーズはもともと個性が強く、通のカメラ的な世界があったので、これくらい思い切ったデザインのほうが、その個性が引き立つ感がある。
-私個人として、その斬新さに大きな魅力とチェレンジ精神を感じながらも、正直なところ、私の手が小さすぎて、うまくグリップ形状にフィットせず、やや違和感もあった。
-また、横幅がかなり大きく、並みの一眼レフよりも幅があるので、片手でのホールドでは不安定で水平がとりにくい。そのため、必然的に両手でホールドするため、ブレは少なくなる。
-ただ、縦位置でカメラをどう安定して持てばいいのかという解はすぐに見いだせなかった。
-グリップ部から背面の操作ボタンまでの距離が長く、指が届かない点も気になるが、このあたりは実際にフィールドで使ってみなければ分からない部分でもある。
-とはいえ、新センサーを採用したモデルであり、画質面ではかなり期待できそうだ。

-また、CESで先行発表された新レンズ「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」「SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」もブースに展示されている。
-こちらはCESの時と違い、自由に触れることができる状態だ。
-とくに、新世代標準レンズ「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」は大いに注目すべきレンズといえるが、やはり今回は新dpシリーズのインパクトがあまりに強すぎて、やや影が薄くなっていたのが残念。
-来場される際は、こちらのレンズも忘れずに、その感覚をチェックしておきたい。



●ニコン
新フラッグシップ機「D4S」、スペック不明で今回も参考出品。新コンパクトカメラも一堂に展示 UPDATE
-すでにソチ五輪では、実戦投入されているといわれる、CESで開発発表されたニコンのフラッグシップモデル「D4S」。
-今回はいよいよ正式発表すると思われたが、今回のCP+でも、まだ参考展示のまま。
-もちろん、ブースに展示されているが、奥まった、ややわかりにくい場所にあり、スペックなどの詳細についての情報は一切なし。

-ブースには、2月6日に発売されたばかりのコンパクトなエントリー機「D3300」も展示。
-エントリー機ながらも、APSのローパスなし24メガCMOSセンサーを搭載したモデルだ。
-新開発の手動沈胴式の標準ズームも、とてもコンパクトに仕上がっており、なかなか魅力的だ。

-さらに、CES発表とCP+向けに発表されたコンパクトカメラも一堂に展示。
-薄型高倍率モデル、超高倍率ズーム、防塵防滴機など、明確な個性を備えたモデルに絞られており、スマートフォン時代のコンパクト機の存在意義を考慮したラインナップといえる。



●キヤノン
エントリー一眼レフ「EOS Kiss X70」や「PowerShot G1X MarkII」「N100」などを出品
-キヤノンは今回、開幕前日にエントリー一眼レフ「EOS Kiss X70」や、高級コンパクト機「PowerShot G1 X Mark II」、新コンセプトモデル「PowerShot N100」などを発表。
-いずれも、ブースにはきちんと実機が展示されている。「EOS Kiss X70」は先代に比べて、質感が向上しており、イメージセンサーも18メガになるなど、エントリー機とはいえ、なかなかの実力。
-実機に触れていると、普段はこれでも十分かな?と思わせる雰囲気すらある。
-とはいえ、CP+の初日という場だけに、ブースでの人気はいまひとつだった。

-むしろ、ブースで注目を浴びていたのが、2年ぶりのモデルチェンジとなった高級コンパクト機「PowerShot G1X MarkII」。
-APSに近い、1.5型センサーを搭載したコンパクト機であり、今回、レンズも24mmからカバーできるため、実用性が向上。
-ボディーの質感も高く、デュアルリング式の操作性もよく考えられており、なかなか魅力的。
-また、やや意外かもしれないが、同社の高級コンパクト機で初めて外付け式EVFを用意。このEVFが画素数も多く、見え味もよく、より安定した撮影ができるアイテムとして要チェックだ。

-CES発表で、昨日国内発表された「PowerShot N100」も専用コーナーで展示・デモを展開。
-背面に自分撮り用カメラがあり、被写体と自分を同時に撮影できる点は実にユニーク。
-とくに家族や友人の旅行やイベントなどで、自分だけ写っていないという悲しい思いをすることがなくなる点は、単純だが画期的。
-いまいち勢いのないコンパクト機だが、まだまだやることがあることを証明したカメラだ。



●富士フイルム
「X-T1」が大人気。新レンズ「XF 16-50mmF2.8 R OIS」「XF50-140mmF2.8 R OIS」「18-135mmF3.5-5.6 R OIS」のモックアップも展示。ボディーキャップレンズも初公開
-既発表の製品ながらも、会場で高い人気を得ていたのが「X-T1」。
-まだ、店頭などで実機に触れることができないこともあり、その感触を体感しようと、午前中から多くの来場者がブースを訪れてた。
-おそらく、プレミアムタイムで実機に触れるのに一番長い列ができていたモデルといえる。
-もちろん、結構な台数が用意されているようだが、初日の雰囲気では、一般来場者が訪れる午後から明日以降は、数十分待ちになる可能性もありそうだ。

-ブースのXレンズ体験用カウンターでは、今後発売される予定の新レンズ「XF 16-50mmF2.8 R OIS」「XF50-140mmF2.8 R OIS」「18-135mmF3.5-5.6 R OIS」のモックアップも展示。
-もちろん、モックアップなので、分かるかとは限られているが、F2.8シリーズは、APS用とはいえ、光学性能最重視のため、サイズはそれなりに大きいが、同等スペックのフルサイズ用よ比較すれば、十分にコンパクト。「X-T1」とのバランスもよさそうだ。
-また、「18-135mmF3.5-5.6 R OIS」もさほどコンパクトではないが、通常シーンをほぼ一本でカバーできることを考えれば、納得できるサイズといえる。
-もちろん、いずれも防塵防滴仕様のため、「X-T1」の防塵防滴性を活かすには必須のレンズ。それだけに発売が待ち遠しいレンズといえる。
-なお、これら3本はまだ正式発表ではなく、最終スペックや価格、発売時期とも、現時点では未定だが、遅くとも年内には発売されるという。

-本邦初公開となる、Xシリーズ用のフィルター内蔵キャップレンズ。
-レンズとしては24mmF8の、いわゆるボディーキャップレンズ的なものだが、特徴はフィルターを内蔵している点。
-レンズ側面のダイアルを回すと、「レンズバリア」「パンフォーカス撮影」「パンフォーカス+ソフトフォーカス」「パンフォーカス+クロスフィルター」の4つの役割をする。
-フォーカス機構を持たない仕様のようで、最短撮影距離は1m〜無限遠とやや遠目。
-だが、MTFを見る限り、いわゆる”トイレンズ”ではなく、必要十分な写りを実現する可能性もありそう。
-今回は参考出品だが、資料を見る限り、製品化される可能性はかなり高そうだ。



●オリンパス
マイクロフォーサーズ用「M. ZUIKO PRO」カテゴリーレンズ
「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4 PRO」を開発発表

-昨日公開された、開発中のマイクロフォーサーズ用「M. ZUIKO PRO」カテゴリーレンズ
「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4 PRO」をブースで展示。
-いずれも、まだモックアップ状態のようで、手に触れることはできないが、間近で見ることが可能。
-超広角ズームの「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」は、この焦点域で数少ない大口径レンズだが、かなりコンパクトで気軽も持って行けそうなレベル。
-600mm相当の超望遠になる「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4 PRO」も、このクラスの超望遠とは思えないほどリーズナブルなサイズに仕上がっている。このあたりはセンサーサイズが小さな4/3型システムならではのメリットを感じさせる。
-どちらも開発発表で、発売は来年の2015年以降とだいぶ先だが、このようなレンズが登場することで、OMやPENシリーズの可能性を大きく広げてくれるのは朗報だ。

-また、ブースでは先だって発表された、OMシリーズのスタンダードモデル「OM-D E-M10」のデモ機も多数用意されており、自由に体感することができる。
-「E-M10」は、写真などで見ると、単独ではさほどコンパクトに見えないかもしれないが、実機を見ると、驚くほど小型軽量なもの。
-とくに、「E-M1」と並べてみると、そのコンパクトさは一目瞭然。新開発のパンケーキレンズも魅力的で、自動開閉式のレンズバリアを装着すると、まさにいつも気軽に持ち歩ける、本格ミラーレスという感じになる。
-とくに防塵防滴機能が必要のないユーザーであれば、「E-M10」はなかなか魅力的な選択肢という感じがする。

-また、ブースでは先だって発表された、クラス初のドットサイトファインダー採用機「STYLUS SP-100」も展示されており、そのファインダーを体験できる。
-いわゆる照準器がついたモデルだが、1200mm相当の超望遠撮影ができるモデルだけに、結構実用性も高そう。
-もちろん、ドットサイトタイプは画面のセンターの方向だけしかわからないので、正確なフレーミングができるわけではないが、実機を見てみると、野鳥や飛行機などの撮影に威力を発揮しそう。
-なお、オリンパスブースでは、同社モデル持参者に先着順で記念品が配布されるイベントを今年も開催。
-さらに、告知されていないものとしては、ブース内のレンズバーで、レンズ体験をすると、写真にような、オリジナルの”フォーサーズバッグ”を記念品とともにプレゼントするイベントもある。数量限定かどうかは未確認だが、興味のある方がぜひ同コーナーを訪れたい。



●ソニー
EVF搭載24メガミラーレス機「α6000」を出展。FEマウント望遠ズームを展示
-昨日、海外発表されたミラーレス機「α6000」を、本日、日本国内向けに正式発表。
-同機は「NEX-6」と「NEX-7」の後継機となるEVF搭載24メガミラーレス機。
-イメージセンサーは、新開発のAPS-Cサイズの24.3メガCMOSを搭載しており、画像処理エンジンも最新のBIONZ Xを搭載。
-連写速度もAF追従で秒間11コマときわめて高速だ。
-ブースでは、すでに実機が展示されており、自由に触れることができる。
-NEX-7とNEX-6の統合したモデルであり、24メガの高精細と像面位相差AFによる超高速AF連写を実現。
-EVFは144万ドットの有機ELを採用しており、RX10に近い比較的素直で見やすいファインダーといえる。
-また、WiFi/NFC搭載しており、プレイメモリーズアプリにも対応するなど、NEX-7からの進化点も多い。
-ただ、操作部はNEX-7のトライナビが廃止され、比較的普通の操作性になっている点は賛否両論分かれるところ。私自身、NEX-7の操作性に慣れていることもあり、正直、複雑な気分だ。
-また、NEX-7ほどの高級感やプレミア感はなく、その点ではNEX-6的なポジショニングだ。
-オープンプライス。ボディーは実売68,000円前後とEVF搭載機としてはリーズナブル。発売は3月14日。

-ブースでは、フルサイズ対応のα7/7R用望遠ズーム「FE 70-200mm F4 G OSS」も展示。
-もちろん、カウンターで実機に触れることができる。
-やはりフルサイズ用だけに、サイズ的にはやや大きめに感じるが、実際に手にしてみると、意外に軽快でバランスがよく、高級感もある。
-実売約15万円と高価ではあるが、α7/7Rユーザーはもちろん、従来のEマウントユーザーにとっても魅力的な高性能レンズといえそうだ。



●パナソニック
ミラーレス機初の4Kモデル「GH4」をアピール。動画系周辺機器も充実
-パナソニックは、ミラーレス機初の4K動画対応モデル「GH4」をアピール。
-この製品はまだ正式発表ではなく、開発発表段階ではあるが、今春の発売が予定されているもの。
-パッと見た感じは「GH3」そのものという感じだが、操作ダイアルなどが変更されており、イメージセンサーなども新開発。
-AFもレンズのぼけ度合いから距離検出をする独自空間認識技術「DFDテクノロジー」を搭載しており、ちょっと触っただけでも明確に分かるほど、AF速度が向上している。
-正直なところ、4K動画に興味はあっても、なかなか自分のフィールドやシステムの延長として使えないという、これまでのジレンマを解消してくれる、4Kが撮れるミラーレス機だ。
-また、本格的な業務用4Kカメラとしても活用できるアクセサリーも用意されており、放送や映像製作系の取材と思われるプレス関係者が多かったもの、とても印象的だ。

-なお、同社ブースでは、「LUMIX GM1」を持参し、アンケートに答えると、非売品の専用レンズキャップがもらえるイベントも開催。
-GM1オーナーは、カメラを忘れずに、同社ブースを訪れたい。



●リコーイメージング
CMOSセンサー搭載新型中判デジタル一眼レフ「PENTAX 645D 2014(仮称)」を参考出品
-リコーイメージングは、CMOSセンサー搭載の新型中判一眼レフ「PENTAX 645D 2014(仮称)」を参考出品。
-イメージセンサーを、従来のCCDセンサーから、最新の超高画素CMOSセンサーに変更。
-現行機よりもさまざまな撮影分野で活用できるよう、レスポンスを高速化しているという。
-詳細なスペックは未定だが、背面ディスプレイにチルト式液晶モニターを搭載していることと、CMOSセンサー化により、待望のライブビューが実現される可能性が高そうだ。。
-デジタル画像の特性に最適化した最新の光学設計の645D用超広角ズームレンズも参考出品。
-発売時期は2014年春頃を予定しているというが、まだ開発発表であり、詳細なスペックはもちろん、価格や発売日は未定。



●ケンコー・トキナー UPDATE
大口径標準ズーム「24-70mmF2.8 ASPHERICAL SP (IF)」を参考出品
望遠ズーム「AT-X 70-200 F4 PRO FX VCM-S」のハンズオンデモも展開

-ケンコー・トキナーは今回、大口径標準ズーム「24-70mmF2.8 ASPHERICAL SP (IF)」を参考出品。
-このレンズはアクリル越しでの展示で、まだモックアップ状態のようだが、このクラスのなかでもかなりコンパクトな印象で、操作性もよさそう。
-まだ参考出品であり、価格未定だが、今夏頃の発売を予定しているという。
-F4通しで手ブレ補正機能を搭載した望遠ズーム「AT-X 70-200 F4 PRO FX VCM-S」のハンズオンデモも展開。これまで何度もイベントで参考展示されていたが、今回は実機をカウンターに展示に、触れられる状態。「近日発売予定」ということだが、GWあたりを目標に発売したいという。

-同社ブースでは、SAMYANGの交換レンズも展示。ケンコー・トキナーは、同社レンズを扱っており、一部店舗のみで展開中。
-今回、SAMYANGは、APS用のマニュアルフォーカスレンズ「10mmF2.8 ASPHERICAL」「12mmF2.0」「16mmF2.0」「Reflex 300mmF6.3」などを参考出品していた。
-このほか、「35mmF1.4 ASPHERICAL」のキヤノン用が新型になり、絞り操作がカメラ側から制御できるようになった。UPDATE
-動画用の「12mmT2.2」(ソニーEマウント・APS用)や、「50mmT1.5 ASPHERICAL」(キヤノン用)も参考出品されていた。UPDATE



●カシオ UPDATE
独自の2軸ブラケティング機能を備えた
F2.8通しの28-300mm相当高級コンパクト機「EXILIM EX-100」を出品

-カシオは今回、新製品の「EX-100」と「EX-10」をメインに展開。
-同機は28-300mm相当でF2.8通しの大口径ズームを搭載したモデル。
-さらに、「EX-10」同様、「ホワイトバランス×彩度」「ホワイトバランス×コントラスト」など、2つの要素をブラケティングしながら9枚撮影できる「2軸ブラケティング機能」を搭載。
-1回の撮影で、これらをブラケティングしながら9枚撮影し、その中から最適なカットを選ぶことができる。さらに、クラス最大の3.5インチ液晶も搭載。
-ブースでは、実際に撮影しながら、その感触を体感できる。



●コシナ (ツァイス) UPDATE
新世代高画質標準レンズ「Outs 1.4/55」やミラーレス用マクロ「Touit 2.8/50M」正式発表
-コシナブースでは、コシナレンズとツァイスレンズを出展。
-今回の目玉は、ツァイスの超弩級大口径標準レンズ「Outs 1.4/55」(55mmF1.4)。
-一部海外ですでに発売が開始されているレンズだが、今回、日本国内向けに価格と発売時期を正式発表。
-発売は5月予定。価格は発売425,000円(税別)という堂々たるもの。マウントは、海外発売中のニコン用「ZF.2」と、あらたにEOS用の「ZE」タイプも登場。
-サイズも巨大だが、このレンズの描写力は、F1.4開放から驚異的なレベル。残念ながら、ブースで実機に触れることはできないが、カウンターに実機があるため、ぜひ見ておきたいレンズといえる。

-ツァイスのミラーレス用新レンズとして、日本国内でも正式発表された「Touit 2.8/50M」も出品。
-このレンズは等倍撮影が可能なAPSミラーレス機向けレンズ。光学系としては11群14枚のマクロプラナータイプを採用。
-マウントはソニーEマウントと富士Xマウント用が用意されており、いずれもブースで実機に触れることができる。
-価格は112,500円とそれなりに高価だが、外観の造りもよく、なかなか高級感があるもの。この機会にぜひ実物を見て、その感触を体感しておきたい。

-コシナの新レンズとして、マイクロフォーサーズ用の超大口径レンズ「NOKTON 25mmF0.95 Type II 」を発表。
-このレンズ現行の「NOKTON 25mmF0.95」をベースに、動画撮影などに配慮し、絞りリングをクリックなしに操作できる機能を追加したもの。
-レンズ光学系は従来のものを踏襲。新機構のため、レンズがわずかに太くなってはいる以外は、ほぼ同等という感じだ。
-もちろん、ブースで実機に触れることが可能だ。

ヘリコイド内蔵のマウント変換アダプター「VM E-Close Focus Adapter」システムも参考出品

-また、参考出品として、同社のヘリコイド内蔵のマウント変換アダプター「VM E-Close Focus Adapter」をベースにした、新システムを展開。
-このアダプターは、フルサイズを含めた、Eマウントボディーに、Mマウントレンズを装着できるもので、アダプター自身にフォーカス機能を備えているのが特徴。
-そのため、このフォーカス機能を活用することで、レンズ部にはフォーカス部を備えないシステムを展開。
-ブースでは、第一弾として、沈胴式の「HELIAR 40mmF2.8 VM」を参考出品。もちろん、レンズにフォーカス部がないため、レンズはとてもコンパクトだ。
-さらに、同様の展開を、他のマウントにも拡大。ブースではニコンSマウント用システムも参考出品。Sマウントの「S HELIAR 50mmF3.5」も限定受注生産予定として展示されていた。






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