デジタルカメラ・ジェーピー

2013年10月20日

ソニー

 [体験会miniレポート]

フルサイズミラーレス機「α7R/α7」を体感できる
「New α 特別体験会」、本日20日まで東京・銀座ソニービルで開催


●ソニー [体験会miniレポート]
フルサイズミラーレス機「α7R/α7」を体感できる
「New α 特別体験会」、本日20日まで東京・銀座ソニービルで開催

-16日に発表された新モデルを一堂に体感できる特別体験会を、本日に皮切りに全国各地で開催。
-本日19日と20日は、東京銀座の銀座ソニービルで開催。
-会場では、フルサイズミラーレス機「α7R」「α7」、高級コンパクト機「RX10」の実機体験が可能に。
-会場は、銀座ソニービル8F コミュニケーションゾーン OPUS。
-開催時間は11〜19時まで。入場無料。

-銀座ソニービルで、昨日と本日開催されている、フルサイズミラーレス機「α7R」「α7」と「RX10」の体験会を開催。
-昨日、午後に会場を訪れたが、会場はこれまでの同社の体験会を大きく超える来場者が訪れていた。
-説明員によると、会場間もない土曜午前はもっと混んでいたようで、会場内を移動できないほどだったという。

-会場入り口には、「α7R」「α7」を中心に、新FEレンズ5本と、現行のα AマウントとEマウントレンズがずらりと並べられている。
-いまや50本を超えるレンズ群へと成長しており、それぞれの互換性もよく考えられている。ただ、そのぶん、焦点距離や明るさがかぶったものもあり、超望遠系や魚眼など目立つレンズがないので、全体に小粒に見えるのが少々残念。
-人気の中心は圧倒的に「α7」シリーズ。なかでも、36メガ機の「α7R」の人気は絶大。
-来場者の多くが実機を手にしながらその感触を体感し、説明員に詳細な説明を受けていた。
-また、写真家によるトークセッションも開かれており、「α7R」で撮影されたポートレートを中心とした作品(レンズの大半はAマウント)を紹介しながら、同機の魅力を語っていた。
-ただ、少々残念だったのは、今回の体験会で、New αが描き出す新たな展開があまり紹介されていなかった点。
-さらに、この小型軽量化やEマウントでのフルサイズ化を実現した、技術者の開発ストーリーが語られていなかった点も残念。とくに今回のモデルは、この点に興味を抱く人が多いと思われるだけに、生の声で来場者に伝えて欲しかった。

-35mmフルサイズ機初のミラーレス機らしく、これまでのフルサイズ一眼レフとは比較にならないほど、小型軽量。
-実は私自身、発表会後、その足で「α7R」を量販店で予約したが、新システムだけに、ボディーだけでなく、標準ズームや望遠ズームも必要になるので、40万円超の出費になるわけで、その価値を確かめに体験会に足を運んだ。
-実機を手にすると、その小ささに驚く。これまでのフルサイズ一眼レフにあった、”敷居の高さ”が一挙に取り払われたような感じだ。
-デザインはRX1やRX100シリーズの流れを汲むもので、これまでのαやNEXとは系統が異なり、好みが分かれるところ。個人的には、従来レンズとのデザインテイストの違いが大きく、高級機としての品格を考えると、やや違和感がある。
-また、私自身、プレス発表会で実機に短時間触れているのだが、再度チェックしたい部分や、スペックと実感が大きく異なる部分があり、それをチェックしておきたかった。
-まず、気になっていたのが、「α7R」のシャッターボタンの感触で、ストロークが長くて、レリーズタイミング(S2)が掴みにくい点が、気になっていた。今回、会場にあったものは発表会とほぼ同レベルだったが、この点は製品化までにまだ改善されるということだった。
-また、スペック上、一番気になっていたのは、連写速度。「α7R」は1コマ撮影時と連続撮影時に秒1.5コマ。速度連続連続撮影モード時のみ秒4コマというスペックだ。
-会場での体感用モデルは速度連続連続撮影モードにセットされているので、体感上はたしかに秒4コマであり、36メガ機としてはまあ実用レベルかな?という印象だった。
-ただ、通常の1コマ撮影や通常連写モードにセットすると、確かに秒1.5コマという遅さになることを確認できた。このあたりは「D800」のように36メガをさほど意識せずに、気軽に撮影できるモデルと異なる点だ。
-「α7」についても、通常連写は秒2.5コマで、速度優先連写時のみ秒5コマになるのだが、こちらは通常連写でも意外に遅さは感じなった。実用十分とはいえ、同機は動作感触がミドルクラスっぽく、「α7R」とかなり異なる点は要注意。

-今回の目玉は「α7R」「α7」だったこともあり、会場ではやや不人気だった「RX10」。
-28〜200mm相当でF2.8と明るい1インチモデルであり、最短撮影距離も短く、かなり使い勝手のいい実用機として、なかなか魅力的な存在。
-それだけに、体験会でも実機が空いているのを見ると、もっと注目されていいのでは?と思ってしまう。
-これまでのRXシリーズは、趣味性を重視した高級機というイメージだったが、本機はけっこう機能性や実用性を重視したモデルだ。
-実機を見ると、そこそこ大きめだが、確かに1インチの28-200mmF2.8相当だと思うと、このサイズも納得できるレベル。
-ただ、見た目よりは軽量なので、気軽にぶら下げて風景を撮影したりするには、とても便利そうだ。
-また、1インチセンサーとはいえ、F2.8と大口径なのでボケを生かした作画が十分楽しめる点はこれまでの高倍率コンパクト機にはない、大きな特徴であり、魅力といえる。また、EVFでそれがリアルに確認できる点もいい。
-個人的にも、取材用にF2.8通しの「FZ200」をメインで使っていることもあり、とても興味のある存在(当サイトのレポートの大半は「FZ200」で撮影。今回は超望遠不要なので「LF1」だが)。
-確かに「FZ200」に比べると、レンズの明るさと高感度時の低ノイズさ。さらにEVFの緻密さやテレ側の最短撮影距離の短さは大きな魅力。ただ、価格とボディーサイズと深度の浅さ、さらに、ON/OFF時のズーム位置メモリー機能がない点は気になるところ。
-このクラスは、日本国内での人気は今ひとつだが、海外ではミラーレス機よりも人気が高いほど。その意味で、レンズ一体型高倍率ズーム機初の高級機として、海外で人気を博す可能性もありそうだ。




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