デジタルカメラ・ジェーピー

2012年09月12日

ソニー

新開発のフルサイズ 2,430万画素CMOSを搭載した
トランスルーセントテクノロジーを搭載ハイエンド一眼レフ「α99」発表


35mmフルサイズ2,430万画素CMOS搭載
大口径35mmF2.0レンズ搭載高級コンパクトカメラ「Cyber-shot DMC-RX1」発表


●ソニー 【発表会会場速報】
新開発のフルサイズ 2,430万画素CMOSを搭載した
トランスルーセントテクノロジーを搭載ハイエンド一眼レフ「α99」発表

-デジタル一眼「α」シリーズの最高級機となる、フルサイズ24メガセンサー搭載機「α99」発表。
-イメージセンサーを一新。高感度・広ダイナミックレンジ・102点像面位相差検出対応の、35mmフルサイズ2,430万画素Exmor CMOSセンサーを搭載。
-ファインダーはトランスルーセントテクノロジーを採用。EVFはα77と同じ約236万ドット有機ELだが、表示ガンマや光学系などの見直しにより、見え味を大幅に向上。
-AFは通常の19点(11点クロス)位相差検出に加え、同方式のメリットを生かし、102点の像面位相差検出の併用も可能なハイブリッド方式を採用(AF-Dモード使用時。対応レンズのみ)。
-連写速度は24メガフルサイズ時は秒6コマ、APS相当クロック時(10メガ相当)で秒8コマ、デジタルテレコン時秒10コマ。いずれも、AF追従可能。
-連続撮影枚数は、UHS-I対応SDカード時、Extra FINE 15枚、FINE 24枚、STD 29枚、RAW 15枚、RAW+JPEG 12枚。
-手ぶれ補正はセンサーシフト式のボディー内手ぶれ補正方式。動画時は電子式。
-新開発の24メガCMOSは、高集光プロセス技術とワイドフォトダイオード設計により、「α900」比で飽和信号は約2.3倍、F5,6感度は約1.5倍、ランダムノイズは約1/2に軽減。
-ローパスフィルターに、多点分離型光学ロースフィルターを採用。擬色やモアレを軽減しながら、高い解像感を実現。
-新開発の画像処理エンジンBIONZと新型フロントエンドLSIの搭載により、14bit RAW出力と、エリア分割ノイズリダクション機能を新搭載。
-感度はISO100〜25,600。拡張によりISO50、マルチノイズリダクションで102,400まで利用可能。
-背面ディスプレイは、3.0型約102万ドットの3軸ティルト式液晶を採用。
-動作耐久回数は約20万回の高耐久を実現。「α900」は約10万回。
-メモリーカードはSDのデュアルスロット。うち1つはメモリースティックDUOにもt対応。
-動画撮影は、1,920×1,080/60pのAVCHD記録。静音な各種設定ができる専用操作部を装備。録音レベル調整、ヘッドフォン出力対応。HDMI同時出力にも対応。
-ボディーは高剛性マグネシウム。防塵防滴性にも配慮。
-大きさは147×111.2×78.4mmと「α77」に近い小型サイズを実現。重さも733gと軽量に。
-オープンプライス。実売30万円前後。10月末発売。




●ソニー
35mmフルサイズ2,430万画素CMOS搭載
大口径35mmF2.0レンズ搭載高級コンパクトカメラ「Cyber-shot DMC-RX1」発表

-Cyber-shotシリーズのハイエンド機となる35mmフルサイズ単焦点モデル。
-レンズに、 大口径単焦点タイプのカールツァイス ゾナーT* 35mmF2.0を搭載。
-イメージセンサーは、新開発の35mmフルサイズ2,430万画素Exmor CMOSセンサーを搭載。
-マクロ切り替えにより、最短20cmまでの近接撮影が可能。
-背面ディスプレイは、3.0型122.9万ドットのエクストラファイン液晶を搭載。
-オプションで有機ELディスプレイ搭載
-動画撮影は、1,920×1,080/60PのAVCHD記録が可能。
-ボディー外装にはマグネシウム素材を採用。高品位で丈夫で軽量なモデルに。
-大きさは、約113.3×65.4×69.6mm。重さ約482g。
-オープンプライス。実売25万円前後。11月16日発売。


「RX1」と「RX100」との比較
RX100 / RX1 /NEX-7 RX100/ RX1 / DP1 Merrill LX7 / RX1 /DP1 Merrill


●米国 ソニー
236万ドット有機ELのEVFを一体化したWiFi搭載の
像面位相差検出対応APS-C1,610万画素CMOS搭載機「NEX-6」、海外発表

-有機EL採用EVF内蔵機を一体化した、像面位相差AF機能とWiFi機能を備えた、「NEX-5R」の上級機「NEX-6」を海外発表。
-高画質EVFを搭載。「NEX-7」で採用した236万ドットの有機ELディスプレイを採用。
-AF機能に、99点測距の像面位相差検出AF機能とコントラストAFを備えた「ファストハイブリッドAF」機能を搭載。高い動体追従性と高いAF測距精度を実現。
-速度優先連写モード時に、自動的に位相検出追尾AFに切り替わり、秒10フレームのAF追従AF撮影が可能に。
-αシリーズ初のWiFi機能を搭載。WiFi経由でカメラからネットへの画像アップロードが可能。PCはもちろん、ワイヤレスでDLNA対応機器へのデータ転送やテレビでの閲覧も可能に。
-さらに、機能拡充用アプリをカメラにダウンロードすることで、カメラの進化が可能なアプリケーションダウンロードサービス「PlayMemories Camera Apps」を展開。
-WiFiやUSB経由でPlayMemories Camera Appsのダウンロードが可能。「ブラケットプロ」「マルチフレームNR」「フォトレタッチ」「スマートリモートコントロール」が当初から利用可能。
-ダウンロードにより、「タイムラプス」と「フォトシネマ」機能もリリース予定。
-撮像素子はAPS-Cサイズの1,610万画素CMOSセンサーを搭載。
-自分撮りも可能な180度反転可能なタッチ式液晶パネルを採用。
-動画機能は1,920/60P。暗いシーンでは自動的にシャッター速度を落としてノイズを軽減するオートスローシャッター機能を新搭載。
-パワーズーム搭載のキットズームとして、薄さ29.9mmの光学手ぶれ補正搭載レンズ「16〜50mmF3.5〜5.6」を同時発表。
-新Eマウントレンズとして、大口径単焦点レンズ「E35mmF1.8」、超広角系ズーム「E11〜18mmF4.0」も発表。
-なお、海外先行発表の「NEX-5R」「NEX-6」ともに、日本国内でも年内に展開予定。
-海外発表。米国価格は、ボディー850ドル前後、16〜50mm付き1,000ドル前後。11月発売。

●ソニー
世界初の35mmフルサイズ2,430万画素Exmor CMOS搭載
Eマウント採用レンズ交換式フルHDビデオカメラ「HANDYCAM NEX-VG900」発表

-「α99」「Cyber-shot RX1」と同じ、35mmフルサイズ2,430万画素センサーを搭載した、レンズ交換式ビデオカメラ「HANDYCAM NEX-VG900」。
-レンズマウントはNEXシリーズ用のEマウントを採用。αレンズは同梱のマウントアダプター「LA-EA3」を介して装着可能。
-撮像素子や画像処理エンジンなどは「α99」「RX1」などと共通化。
-動画性能は、1,920×1,080/60Pと同24Pに対応。AVCHD記録。
-フィルム調のシネマトーンガンマやシネマトーンカラーを採用。
-EVFに約236万ドットの有機ELディスプレイを採用。液晶モニターは3.0型92万ドット液晶に。
-APS16メガのEマウントモデル「NEX-VG30」も同時発表。
-オープンプライス。実売35万円前後(ボディーのみ)。10月26日発売。


●ソニー
αシリーズ用Aマウントの
大口径超望遠レンズ「300mm F2.8 G SSM II」発表。「Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM」も開発発表

-αシリーズ用のフルサイズ対応大口径超望遠レンズ「300mm F2.8 G SSM II」を発表。
-αシリーズ用のフルサイズ対応標準レンズ「Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM」を開発発表。2013年春の発売予定に。
-「300mmF2.8 G SSM II」は813,750円。10月26日発売。





<発表会会場語録概要> (誤字脱字は後ほど修正します)

●ソニー 業務執行役員 デジタルイメージング事業本部本部長 石塚氏
・私は、直近3年間はデバイス部門を担当してきた。
・ソニーは、デジタルイメージング、モバイル、ゲーム事業を柱に展開。
・イメージング分野では、放送業務用機器とコンシューマー機で展開。
・1985年にハンディカムを発売、1996年にCyber-shot、2006年にαを開始した。
・金額はフラットに。ビデオカメラは減少傾向。デジタル一眼はシェアが増えている。
・コンパクト機は普及価格帯でかなり減少。高倍率、プレミアム、高級コンパクト機は成長。
・デジタル一眼の中でも、ミラーレスが成長著しい。

・ソニーでは、成長カテゴリーと成熟カテゴリーという2つに分けて考えている。
・成熟カテゴリーのビデオカメラでは世界シェア40%と圧倒的。
・コンパクトカメラは新興国での展開に。
・今後は成長カテゴリーである高付加価値商品群を強化。
・自社開発デバイスの徹底的な強化。圧倒的な高画質。
・さらに、業務用グループとの連携も強化。
・ネットワークとの連携により、新しい展開。
・グローバル市場でのポジショニングは7つの市場でNo.1.。トータルで41%と圧倒的。
・「NEX-5R」「NEX-6」を発表。いずれもWiFi。
・ネットワーク経由であたらしい機能を追加してゆく。
・スマートフォンをカメラのリモコンとして使える機能など、新しいを追加。
・NEXは4モデルになる。これにより、リーディングポジションをますます顕著に。
・高級コンパクトでは6月に「RX100」を発売、市場価格の3倍。高い評価と販売面で金額シェアNo.1。
・ランキングでも、日本で6位、米国で5位に。

・ソニーは「画像処理エンジン」「レンズ」「イメージセンサー」を持っている。
・WX170で新しい自社開発レンズを採用。「RX100」でも同様の技術を搭載。AAレンズを展開。
・ソニーは電器メーカーだと思われているが光学メーカーとしても実力を上げている。
・ソニーは、イメージセンサー。共同でセンサーを開発。
・今回の35mmフルサイズCMOSセンサーを開発。
・1/23型は一般的なコンパクト、1型、マイクロフォーサーズ、APS-Cがある。いかに35mmが大きいか。面積でAPSの2.3倍、1/2.3型の35倍の面積。スマホの56倍の面積に。
・35mmフルサイズセンサー搭載機を3つ発表。このカテゴリーで世界初。
・フルサイズならではの描写力を提案。

・「α99」。世界初のデュアルAFセンサーを搭載。高速で高精度。60Pと24Pの動画記録にも対応。
・静止画だけでなく、動画でも大きく進化。

・「NEX-VG900」。フルサイズセンサー搭載の最上位機種。表現力が大幅に向上。音声マイクも充実し、5.1chのステレオ録音が可能。充実した制御に。サウンドクォリティーを重視。

・Cyber-shotの最上位モデル「RX1」。フルサイズながらも、大幅な小型化を実現。レンズとセンサーの一体型設計により実現。ゾナーT*レンズを採用。
・被写体の相手の懐に飛び込むような撮影もマクロ切り替えで20cmまでのマクロ撮影を実現。
・フルサイズ+明るいレンズによる夜景撮影も。
・ソニーの自信作であり、三部作。

・「NEX-VG30」はAPSセンサー搭載機。同梱のレンズによる滑らかなズーミングが可能。
・「RX1」は本体だけでなく、システムとしての楽しみも。EVFや外付けマイクも。
・「α99」もマイクや縦位置グリップ、高性能フラッシュも。
・交換レンズにも力を入れてゆく。300mmF2.8と50mmF1.4を発表。
・「ソニーの持ち技術力で、世の中に新しい映像を届けたい」。

●ソニーマーケティング 執行役員 粂川氏
・国内市場は、スマートフォンの普及でコンパクトカメラは落ち込んでいる。ミラーレスや高倍率機などは急速に市場が拡大している。
・スマホの普及により、カメラの使い方に変化。簡単に撮るのはスマートフォン、趣味やイベント、旅行など特別な撮影機械では、こだわりのある撮影機器で。
・この層に積極的にアプローチ。
・フルサイズの新商品により、カメラや写真に強いこだわりを持つハイアマチュアがターゲット。プロユーザーにも期待。
・基幹部品を自社開発。他社に先駆けて搭載。ソニーらしい、新しい撮影体験を。

・ハイアマチュアやプロユーザーから正しく評価をいただき、ソニーのカメラブランド強化を。
・4年ぶりのフルサイズ機。10月26日。30万円前後。
・世界初のフルサイズ搭載機「VG900」も、10月26日。35万円前後。
・コンパクトのフルサイズ機「RX1」は、11月16日発売。25万円前後。
・9月13日よりソニービルで先行展示。今週末よりハンズオン体験会を実施。「RX1」は展示のみ。
・ネットワークサービスはコミュニュティー構築。クラウドサービスやαカフェ、フォトコンテストなどを積極的に展開。
・本日の製品でフルラインナップが揃った。これからも、ワクワク・ドキドキするカメラライフの実現に。


<質疑応答>
Q.NEXシリーズのフルサイズ化は?(山田)
A.NEXシリーズは一眼レフを小型するのがコンセプト。フルサイズ化について今回は見送ったが、技術的にチャレンジしている。今後に期待して欲しい。(石塚氏)

Q.フルサイズ対応の交換レンズ不足について(山田)
A.先行メーカーよりも弱いと認識している。αレンズの充実、強化。今年から来年以降の展開に期待して欲しい。(石塚氏)

Q.「RX1」はやや極端な市場に向けた製品かと思うが? (山田)
A.このカテゴリーは(市場が)狭いが、チャレンジ。ソニーとしてのチャレンジであり、大事に売ってゆきたい。(石塚氏)

Q.プロへのサポートは? (山田)
A.本格的なビジネス展開ではプロ向けのサポート体制が弱い。まずはハイアマチュアからはじまり、プロ向けのサブカメラとして、順次、体制を整えてゆきたいと思っている。(石塚氏)






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