デジタルカメラ・ジェーピー

2011年02月07日

キヤノン

シーン解析システムを搭載した「EOS Kiss X5」「X50」
「IXY 31S」「IXY410F」「IXY210F」「PowerShot SX230IS」発表会


●キヤノン
シーン解析システムを搭載した、フルHD動画と可動液晶搭載
APS-Cサイズ1,800万画素CMOS搭載3.0型液晶搭載デジタル一眼レフ「EOS Kiss X5」発表

-あらたにシーン解析オート機能を搭載した「Kiss X」シリーズの上級モデル。
-撮影シーンを解析して最適化する「シーンインテリジェントオート」機能搭載。
-撮像素子にAPS-Cサイズの1,800万画素CMOSセンサーを搭載。
-ファインダーは視野率約95%、倍率約0.85倍のペンタダハミラー。
-動画撮影機能は、1,920×1,080/30fpsのフルHD。
-数秒単位で撮影した動画をつなげてBGM付きショートムービーが作成できる「ビデオスナップ」機能を新搭載。
-動画撮影時、最大10倍までの超望遠撮影が可能な「動画デジタルズーム」機能搭載。
-Kiss Xシリーズで初めて3.0型バリアングル液晶を搭載。
-連写速度は秒3.7コマ。連続枚数はJPEGで約34枚、RAWで約4枚。RAW+JPEGは約3枚。
-電源は「X4」と同じリチウムイオン電池。撮影可能枚数は約400枚。
-大きさは約133.1×99.5×79.7mm。重さ約515g。
-生産国は日本。
-オープンプライス。実売価格はボディー9万円前後、18-55mmキット10万円前後。ダブルズームキット13万円前後。
-3月3日発売。


レンズ付きで実売6万円の、ブラックとレッドボディーを用意した
APS-Cサイズ1,220万画素CMOS搭載エントリー一眼レフ「EOS Kiss X50」発表

-18-55mm付きで実売6万円を実現した「Kiss X」シリーズのエントリーモデル。
-「X5」との違いは、ボディー、撮像素子、液晶ディスプレイ、ファインダー、動画機能、連写速度、連写枚数、バッテリーなど多数。
-ボディーは「X5」と別の、よりコンパクトなものに。
-撮像素子にAPS-Cサイズの1,220万画素CMOSセンサーを搭載。
-背面ディスプレイは固定式の2.7型約23万画素液晶を搭載。
-ファインダーは視野率約95%、倍率約0.8倍のペンタダハミラー。
-動画撮影機能は1,280×720/30fpsのハイビジョン。
-連写速度は秒3.0コマ。連続枚数はJPEGで約830枚、RAWは約5枚、RAW+JPEGは約1枚。
-電源は新開発のバッテリーパック「LP-E10」。撮影可能枚数約700枚。
-生産国は台湾。
-大きさは約129.9×99.7×77.9mm。重さ約450g。
-オープンプライス。実売価格はボディー5万円前後。18-55mm付きキットで6万円前後。ダブルズームキット9万円前後。こだわりスナップキット(18-55mm/50mmF1.8)は7万円前後。
-3月下旬発売。




大幅な軽量化と4段分の手ぶれ補正効果を実現した
超望遠レンズ「EF500mmF4L IS II USM」「EF600mmF4L IS II USM」発表

EF500mm F4L IS II USM
EF600mm F4L IS II USM
-大幅な軽量化と高画質化を実現した超望遠レンズ「EF500mmF4L IS II USM」「EF600mmF4L IS II USM」を発表。
-蛍石レンズを2枚採用した、新光学設計を採用。被写体境界部の色にじみを軽減。
-光学とメカ部の見直しにより、大幅な軽量化を実現。「EF500mm F4L IS II USM」で約18%、「EF600mm F4L IS II USM」では約27%もの軽量化を達成。
-光学手ぶれ補正機能を向上。従来の2段分から、4段分の補正効果に。
-あらたに動きの激しい被写体に適したISモード(MODE3)を追加。
-価格・発売時期は、「EF500mmF4L」は1,134,000円・5月発売。「EF600mmF4L」は1,438,500円・6月発売。

デザインを一新したEF-S標準ズーム「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II」発表
-デザインを一新した、APS-Cセンサー向けEF-Sレンズの標準ズーム「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II」。
-従来レンズの光学系はそのままに、より操作しやすいデザインに。
-29〜88mm相当の標準域をカバー。
-4段分補正効果を備えた手ぶれ補正機能を搭載。
-Lレンズ同様のレザートーン塗装処理を実施。
-34,650円。3月発売予定。

超望遠域を1本でカバーできる1.4倍エクステンダー内蔵ズームレンズ
「EF200-400mmF4L IS USM エクステンダー 1.4×」を「CP+」で参考展示

-1.4倍のテレコンバーターを内蔵した超望遠系ズームをCP+2011で参考出品。
-テレコン内蔵により、200〜560mmまでの超望遠域を1本でカバー可能。
-蛍石など特殊光学材料の採用により、高解像力と高コントラストを両立。
-防塵・防滴性能も実現。
-参考出品。価格未定。年内発売予定。

裏面照射型1,210万画素CMOSを搭載
フルHD動画記録を実現した新IXYシリーズ「IXY 31S」「IXY410F」「IXY210F」発表

IXY 31S IXY 410F IXY 210F
-従来の「所有する喜び」から「撮る楽しさへ」とシフトしたIXYの新シリーズ第一弾。
-IXYシリーズは全機種で12メガの裏面照射CMOSセンサーを搭載。フルHD動画対応。
-人物、動物、物など、主被写体を自動判別する「主役フォーカス」機能搭載。
-より自然な雰囲気のある写真が撮影できる「HSシステム」搭載。
-シャッターを押す直前の4秒間を動画(音声付きVGA)で記録し、1日分を動画ファイルとして自動保存する「ムービーダイジェストモード」を搭載。

IYX 31S
-IXYシリーズの最上位機種「IXY 31S」。
-レンズはF2.0の24mmからの4.4倍ズームを搭載。
-撮像素子は裏面照射型の1/2.3型1,210万画素CMOSセンサーを搭載。
-動画撮影は1080/24fpsのフルHD記録。
-HSシステム採用。
-32シーンのこだわりオート機能搭載。
-ディスプレイに3.2型タッチ液晶を搭載。
-ボディーカラーは、シルバー、ゴールド、ブラウン、ピンクの4種。
-大きさは約100.6×55.4×25.0mm。重さ約165g。
-オープンプライス。実売37,000円前後。3月3日発売。

IXY 410F
-24mmからの5倍ズームを搭載した薄さ19.5mmの「IXY 410F」。
-レンズは24〜120mm相当の5倍ズームを搭載。
-撮像素子は裏面照射型の1/2.3型1,210万画素CMOSセンサーを搭載。
-HSシステム採用。
-32シーンのこだわりオート機能搭載。
-動画撮影は1080/24fpsのフルHD記録。
-ボディーカラーは、シルバー、ブラック、レッドの3種。
-大きさは約92.2×55.9×19.5mm。重さ約122g。
-オープンプライス。実売30,000円前後。2月17日発売。

IXY 210F
-28mmからの4倍ズーム機「IXY 210F」。
-レンズは24〜112mm相当の4倍ズームを搭載。
-撮像素子は裏面照射型の1/2.3型1,210万画素CMOSセンサーを搭載。
--HSシステム採用。
-32シーンのこだわりオート機能搭載。
-動画撮影は1080/24fpsのフルHD記録。
-ボディーカラーは、シルバー、ブルー、オレンジ、ピンクの4種。
-大きさは約93.1×55.9×19.9mm。重さ約121g。
-オープンプライス。実売23,000円前後。2月17日発売。

さらに基本機能を充実させた新PowerShotシリーズ
「PowerShot SX230 HS」「A3200 IS」「A2200」「A1200」発表

PowerShot SX230 HS PowerShot A3200 IS
PowerShot A2200 PowerShot A1200
-基本機能を充実させた新PowerShotシリーズ4機種を発表。
-人物、動物、物など、主被写体を自動判別する「主役フォーカス」機能搭載。
-32シーンのこだわりオート機能搭載。

PowerShot SX230 HS
-同社初のGPS機能搭載コンパクト機となる、12メガ14倍ズーム機。
-撮像素子に1,210万画素裏面照射型CMOSを搭載。
-シャッターを押す直前の4秒間を動画(音声付きVGA)で記録し、1日分を動画ファイルとして自動保存する「ムービーダイジェストモード」を搭載。
-GPS機能により、撮影時はもちろん、移動過程の位置情報も記録可能。
-HSシステム対応。
-レンズは28〜392mm相当の14倍ズームを搭載。
-1,920×1,080のフルHD動画撮影が可能。
-オープンプライス。実売40,000円前後。3月3日発売。

PowerShot A3200 IS
-32種のこだわりオートを搭載した、14メガ5倍ズーム機。
-レンズに28〜140mm相当の5倍ズームを搭載。
-撮像素子に、1,410万画素CCDを採用。
-1,280×720のハイビジョン撮影が可能。
-オープンプライス。実売16,000円前後。2月17日発売。

PowerShot A2200
-薄さ23.6mmのワイド系4倍ズーム搭載14メガ機。
-レンズに28〜112mm相当の4倍ズームを搭載。
-撮像素子に1,410万画素CCDを採用。
-1,280×720のハイビジョン撮影が可能。
-オープンプライス。13,000円前後。2月17日発売。

PowerShot A1200
-単三電池2本駆動で光学ファインダー搭載のワイド系4倍ズーム機。
-レンズに28〜112mm相当の4倍ズームを搭載。
-撮像素子に1,210万画素CCDを採用。
-1,280×720のハイビジョン撮影が可能。
-オープンプライス。実売12,000円前後。3月3日発売。



<発表会語録概要>


●キヤノンマーケティングジャパン 代表取締役社長 川崎 正己
・2010年、コンパクトカメラでシェア。一眼レフもシェアNo.1。交換レンズでもNo.1。
・結果、コンパクト、一眼レフ、交換レンズ、ビデオを含めてNo.1に。
・キヤノンは7年連続No.1を獲得した。

・2009年はリーマンショックで落ち込んだが、市場は今年も堅調に推移。
・市場が大きく変わりつつある。携帯電話やスマートフォンのカメラ機能も向上。
-昨年、一眼市場ではミラーレスが台頭し、一眼レフ市場を底上げ。
・動画撮影ニーズが求められている。一眼レフ、コンパクト、ビデオともに。
・新カテゴリーの登場や市場状況の変化で、新しいビジネスになっている。
・「私たちは、誰よりもカメラのことを考えてきた」。どうしたら、より美しい写真が撮れるか。プロ用機培ったさまざまな技術を普及機種まで展開。
・誰もがキレイに写真が撮れる。
・たゆまぬ進化で物作りを続けている。これまで430機種を市場に投入してきた。

・「これからキヤノンは何をするべきか?」。市場はますます熾烈になる。
・カメラ市場をさらに拡大するために「カメラそのものの魅力に気がついていただくこと」。
・多くのカメラファン、写真ファンを増やしてゆくこと。
・2011年、「カメラ本来の楽しさを伝える」ことを主眼に、カメラ・写真文化の発展に貢献してゆく。

●キヤノン 常務取締役
イメージコミュニケーション事業本部長 真栄田 雅也氏

<EFレンズ>
・「プロから一般ユーザーまで、誰もが美しい写真が撮れるように」。これがキヤノンの願いであり、思想。
・キヤノンのコアテクノロジーが光学技術。キヤノンの高い設計技術と加工技術がベース。
・2011年、EFレンズの累計生産本数が6,000万本を達成。
・キヤノンはこれからも光学技術を磨き上げ、EFレンズシリーズをさらに魅力的に。

・光学技術と処理技術からなる「HSシステム」。
・デジタルカメラのもうひとつの可能性。それが動画機能。プロ機の最高の技術をエントリー一眼やコンパクトカメラまで展開。

・この春、光学技術を結集した、EF500mm、EF600mm、EF-S18-55mm。参考出品のEF200-400mmを発表。
・エントリー一眼レフ「EOS Kiss X5」「EOS Kiss X50」が登場。
・コンパクト機7種を発売。注目は「IXY 31S」。

・プロ仕様の大口径超望遠EF500mmは685g減で約18%、600mmは1440g減で約27%もの重さ減。軽量化により機動性を高める。
・軽量化の秘密は、3Dシミュレーションにある。またマグネシウム合金の使用比率をアップ。
・いずれも比重が軽い蛍石を2枚。光学性能向上だけでなく、レンズの軽量化に貢献。
・新18-55mmはデザインを一新。定評のある光学設計は変えていない。
・EF200-400mm。切り替え式の1.4Xエクステンダーを内蔵。スポーツやネイチャーで一瞬のチャンスを逃さない。年内発売を目指す。
・キヤノンの光学技術が写真文化の発展に貢献。

<EOS X5/X50>
・撮る楽しみを進化させた「シーンインテリジェントモード」。撮影シーン解析により、よりきれいな写真が簡単に撮れる。ピクチャースタイルにも搭載。
・作品を創り楽しみを進化させた「表現セレクト」「クリエイティブフィルター」も進化。
・EOS 60Dに搭載した「マルチアスペクト」も搭載。
・ビデオスナップ機能を搭載。秒数を決めて撮影した動画にBGMをつけて、ショートムービーを作成。
・約3〜10倍相当の動画デジタルズームも搭載。
・動画を撮影しやすくするバリアングル液晶も搭載。

<EOS X50>
・一眼エントリー層を狙ったモデル。
・ISO6400の高感度や秒3コマの連写にも対応。
・デザインもグリップ側に操作性を集中させて、操作性を向上。
・ぜひ、一眼レフデビューをしていただきたい。
・カラーバリエーションも。若い人に。

<IXY・PowerShot>
・HSシステム。ノイズやブレを抑えて、自然な写真が撮れる。
・主役フォーカス機能を搭載。人も動物も物に対応。7機種すべてに搭載。
・こだわりオート。アイコン表示数は32種。きめ細かな制御に。
・高精度なハイビジョン動画機能を搭載。
・HSシステムは高感度センサーとDIGICで実現。
・IXYシリーズはすべてに「主役フォーカス」「HSシステム」「フルHD動画」を搭載。

・最大のポイントは「IXY 31S」の光学系。キヤノンが誇る光学技術の結晶。3.2型タッチ液晶を搭載し、直感的操作に。

・「IXY 410F」はシンプルな外観の光学24mmからの5倍ズームで世界最薄に。
・「PowerShot SX230HS」はコンパクトボディーに14倍ズームとGPSを搭載。
・Aシリーズはデザインもよりスタイリッシュに。
・撮影する喜びや楽しみをひろげ、活性化し、市場を大いに盛り上げてゆきたい。

●キヤノンマーケティングジャパン 専務取締役
コンスーマイメージングカンパニープレジデント 佐々木 統氏

・EOSシリーズのブランド戦略。EOS Kissシリーズのシェアは26%。4台に一台はKiss。
・16年間、ずっとEOS KissのシェアはNo.1。
・Kissはファミリー層が重要。ファミリー層の実に40%が購入。コンパクトカメラからのステップアップが45%。
・若年層。カメラ女子に代表されるユーザー層。女性比率は5倍に。
・X5でメインのファミリー層に。X50で拡大基調の若年層の新規ユーザーを獲得する。
・一眼レフの強みはシャッターチャンスと交換レンズ。かけがえのない、最高の写真が撮れるのは一眼レフ。

・エントリー層でEOS KissでNo.1を獲得する。EOS 60Dで中級層を獲得。
・レンズキット。「X5」は標準ズームと、いまや70%もの比率になっているWズームを展開。スマイルフォトBOXをもれなくプレゼント。

・「EOS Kiss X50」では、さらに「こだわりスナップキット」を同時発売。標準ズームとボケ味を楽しめる「50mmF1.8」を同梱。
・ファミリー層向けの「X5」を積極展開。広告コンセプトは「普遍の愛」。

・IXYのブランド戦略。1996年4月にAPSの初代IXY。2000年5月に「IXY DIGITAL」が登場。
・IXYはキヤノンのコンパクト機の流れとトレンドを創った。憧れのギアに。
・さらにIXYは「誰でも、どんなシーンでも撮影できるもの」に。
・IXYはコンパクトカメラのトップブランド。
・2011年春、コミュニケーションを刷新。より親しみを感じていただくために、新コミュニケーションパートナーに。女優 吉高由里子さんを起用。
・CP+にあわせて、EOS MOVIEスペシャルセミナーを開催。


<質疑応答>
Q.ミラーレス市場への参入の検討は?
A.ミラーレスに限らず、カメラの小型軽量化のプライオリティーが高い。ミラーレスもその一つの選択肢であり、あらゆる面から検討している。

Q.価格下落について
A.価格低下で数は伸びていない。価格対応も必要だが、高付加価値や単価アップに。

Q.前回も同じような質問をしたが、「X5」の価格がボディーで9万円と、「EOS 60D」の実売価格より高いが。
A.昨年は60Dと7D。スタート時点はそうだったが、結果的に落ち着く値段に落ち着く。できるだけ価格的には安定した値段にしたい。

Q.X5とX50の比率は?
A.比率4:1。「X5」が4、「X50」が1くらいだと考えている。{訂正}

<吉高由里子さん>
・(新IXYは)ツルンとしてて、かわいいカメラだと思う。
・「IXYを持っていくしー」という吹き出しをもってCMを撮影した。
・撮ってみたいものは「日本の四季」。日本は四季がある国なので、カメラの宣伝をするので、日本の四季を撮って行けたらいいな〜。
・IXYをカジュアルに持ち歩いて、積極的に記録してゆきたいなぁ〜と思っています。
・「IXYを持っていくしー」。







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