デジタルカメラ・ジェーピー

2011年02月04日

カシオ

多軸式構造を備えた21mm相当超広角単焦点レンズ搭載
1,210万画素裏面照射CMOS採用フリースタイルカメラ「EXILIM TR100」、発表会


●カシオ
多軸式構造を備えた21mm相当超広角単焦点レンズ搭載
1,210万画素裏面照射CMOS採用フリースタイルカメラ「EXILIM TR100」、国内発表

-レンズとディスプレイ、外枠が多軸で自由に回転できる新デザインのフルHDムービーカメラ。
-レンズやディスプレイが回転することで、自由なアングルでの撮影や自分撮りも可能。
-レンズには21mmレンズ相当の、単焦点超広角レンズを採用。
-ディスプレイは3.0型46万画素タッチパネル式液晶。レンズに対して270度の回転が可能。
-外枠が撮像・表示部の別に回転するため、テーブルなどにおいての撮影も容易に。
-HDR ART機能やベストショット機能を搭載。
-撮像素子は1/2.3型12メガの裏面照射CMOSセンサーを搭載。
-動画撮影は1080/30fpsのMOV記録。1,200万画素の静止画撮影も可能。
-大きさは約122.7×59×15mm。重さ約155g。
-オープンプライス。実売35,000円前後。4月発売。


24〜300mm相当の12.5倍ズームを搭載した高速連写対応
1,210万画素裏面照射CMOS搭載12.5倍ズーム「EXILIM EX-ZR100」、国内発表

-24〜300mmの12.5倍ズームを搭載しながらも、最薄部約24mmのコンパクトサイズを実現。
-HDRアート機能搭載。強さを3段階(強・標準。弱)に設定可能。
-連写画像合成により、実質25倍ズームとして活用できるプレミアムズーム機能搭載。
-撮像素子に1,210万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。
-レンズは24〜300mm相当となる4.24〜53.0mmF3.0〜5.9の光学12.5倍ズームを搭載。
-センサーシフト式手ぶれ補正とAF追従が可能な、1080/30fpsのフルHD動画撮影に対応。ステレオマイク内蔵。
-10メガで秒間40枚の超高速連写撮影が可能。動画撮影中でも10メガの静止画撮影が可能。
-HDR ARTモードを搭載。高速連写機能を活用した通常のHDR撮影も可能。
-背面ディスプレイは、3.0型46万ドットのTFT液晶を採用。
-ボディーカラーは、ブラックとホワイトの2種を用意。
-大きさは約104.8×59.1×28.6mm。重さ約165g。
-オープンプライス。実売40,000円前後。3月上旬発売。

撮影可能枚数約1,000枚を実現した
24〜300mm相当の12.5倍ズーム搭載1,610万画素CCD搭載機「EXILIM EX-H30」、国内発表

-「ZR100」の16メガCCDモデルとなる”旅カメラ”「H30」。
-一回の充電で約1,000枚もの撮影が可能。
-24〜300mmの12.5倍ズームを搭載しながらも、最薄部約24.2mmのコンパクトサイズを実現。
-1フレーム処理での超解像技術により、18.8倍相当の超望遠撮影をカバー。
-撮像素子に1/2.3型1,610万画素CCDを搭載。CCDシフト式手ぶれ補正。
-レンズは24〜300mm相当となる4.24〜53.0mmF3.0〜5.9の光学12.5倍ズームを搭載。
-背面ディスプレイは、3.0型46万ドットのTFT液晶を採用。
-動画撮影は1,280×720/24fps。
-ボディーカラーは、ブラック、ホワイト、レッドの3種。
-大きさは約104.8×59.1×28.6mm。重さ約161g。
-オープンプライス。実売30,000円前後。3月上旬発売。



<発表会会場語録概要>

●カシオ QV事業部長 中山仁氏
・95年のQV以来、斬新なデジタルカメラ市場を創造してきた。
・0から1を産む力を生かし、QV-10であたらな市場を提供してきた。
・常に最新の高速画像処理エンジンにより新機能を実現。
・最新の撮像素子と画像処理エンジンにより、HDR撮影を実現。HDRアート機能も実現してきた。
・今後も「写真革命」というテーマで、カメラの既成概念にとらわれることなく、製品を展開してゆきたい。

●カシオ QV事業部商品企画部 次長 渋谷氏
・「ZR100」は、「ZR10」を進化させたもの。
・HDR撮影により、輝度比の高いシーンでもきれいな撮影ができる。
プレミアムズームにより25倍での撮影ができる
・撮影感覚0.37秒の快適撮影や360度のパノラマ撮影も可能に。

・「TR100」は独特なデザインと機能でCESでも数々の賞を受賞。
・常に持ち歩き、好きな取り方、好きな持ち方で撮れる。
・撮影スタイルが自由自在。21mmなので、記念写真や旅行でも便利。
・シャッター操作も自由自在。
・撮影表現も自由自在。HDRアートも。自由なスタイルで自由な表現に。これからは記録するだけではなく、創る楽しさに。
・PCにUSB接続するだけで簡単にネットにアップできる。
・撮る、見るは高い性能、新しい発想で、楽しむエンターテイメントいう新しい価値を加えること。
・デジタル技術を駆使し、カメラ業界の常識にとらわれない、新しいエンターテイメントを提供する。

●カシオ デザインセンター 長山氏
・既成概念にとらわれない、新しいカメラを作った。
・2年前、「デジタルになったのに、静止画しか撮っていない。どの写真も同じアングルから撮っている」。
・従来機材は静止画と動画カメラが異なっていた。デジタルになっても同じ。
・デザインが静止画しか撮らせないものになっていたのではないかと思った。
・コンデジを機能と要素に分けてみた。レンズは必要、モニターも必然。これでカメラとしての機能は実現できる。
・持ちやすくするための最小限の部品をつけた。撮る、見る、持つの3つを生かしたものを。
・コンデジを再構築した、新しいデザイン。

・フォトスタイルはコンデジ風。フレームを開いてムービーに。カメラをおいての自分撮りも。フレームを開いて高いところにかけることもできる。
・GUIもカラフルで楽しく、タッチ操作だけでなく、触ってみたくなるものにした。


<質疑応答>
Q.実売価格は?
A.TR100は35000円前後。ZR100は4万円前後。H30は実売3万円前後。

Q.カシオとしてWebとカメラの方向性は?
A.両方とも、事業として展開し、相乗効果に。

Q.交換レンズタイプなど、高価格帯のモデルは?
A.カシオとしては開発するつもりはない。コンパクトカメラの中でまだまだやることがある。大きく差別化されたモデルを展開。ZR10などは品薄に。


Q.TR100は、なぜ21mm単体なのか?
A.21mmは、新しい取り方という提案のなかで、ズームは必要不可欠ではないということで、気軽に21mmを使って欲しいと思っている。

Q.米国とネーミングが違うのは?
A.まったく新しいカメラなので、各エリアでのマーケティング調査の結果。アメリカは名前をつけた方がいい。日本はEXILIMシリーズ方がいいと判断した。

Q.市場シェアは?
Q.台数よりも、、差別化されたものにより、市場の飽和している先進国において市場を広げてゆきたい。シェアを追うのではなく、市場を広げ、活性化してゆきたい。

Q.HDRアートは市場で受け入れられているのか?
A.スタートしたばかりで、思った以上に好評だと思っている。HDRとアートの評価はさまざまだが、アートも非常に驚きを持って受け入れられている。



<第二部 イメージングスクエアについて>

●執行役員 事業部長 樫尾氏

イメージングスクエアの特徴は1枚の写真から上質なアート作品ができる点。
・HDRアートクラフト。絵画調変換、ダイナミックフォトの3つの変換加工サービスを展開。
・デジタルカメラだけでなく、携帯電話やすでに撮影された画像を変換することもできる。
・15万枚のアート作品がサーバーに保存されている。
・デジタルクラフトでの作品をプリントしたり飾れるプリンティングサービスを展開。
・日本に続き、今月にはアメリカでも展開。
・新しいデジタルフォトアートを展開。世界一のデジタルフォトアートに。
。デジタルのカシオとして、いままでになかった、新しいデジタルフォト文化を創造してゆく。

●執行役員 営業本部 戦略統轄部長 守屋氏
・カシオイメージングスクエアは、アートを総合的に楽しめるネットワークサービスに。
・デジタルクラフトは、パソコン用ソフトで加工や変換されている世界を、コンシューマーに広げてゆく。
・画像分析、解析、処理技術をサーバーで展開。カメラ内で実現した技術を、無限のパワーと可能性をもつサーバーで展開。
・デジタルアートクラフトでは、たった1枚の写真からHDR作品ができる。
・バーチャルペインターでは、写真がシルクスクリーンなどの12種類の変換ができる。写真からは想像もつかないようなものもできる。今までの写真が違ったイメージで展開できる。
・ダイナミックフォトでは、写真を切り抜いて、別の映像に貼り付けることができる。

・「マイライフ・ニューアート」。
・イメージングスクエア・ミュージアムを本日から正式展開。石井竜也さんにご協力いただいた。
・番組とのタイアップでのコミュニケーション。TOKYO FMで展開。TBSの「思い出美術館」(毎週土曜日)も展開。
・15年前、液晶付きパーソナルデジタルカメラを発売。アナログからデジタルへ。デジタル化された写真がたくさん眠っている。その貴重な写真を思い出の一枚として絵画風に変換することで、当時の思い出を絵にして語って欲しい。
・カシオは、世界中で新しいコミュニケーションが生まれるような世界を創ってゆきたい。

●イメージングスクエア 館長 石井竜也(カールスモーキー石井)氏
・最初はデジタル上のお遊びなのかと思ったが、とても現実的でリアルに近いものだと思った。
・絵を愛でるという世界は日本にはまだ馴染めない。小さな絵でも額縁にいれると45万くらいしますよね。
・それを簡単にできる。「カシオ、やっちゃったな!」という感じがします。
・デジタルを使って、また、アナログに戻ってきた。絵のジャンルや愛情を込めた上で変換技術を創ったのはスゴイと思った。
・このサービスがでてゆくと、絵がなくなるなと思った。芸術家はそれ以上のものを求められ、アートが自由になり、発展する。
・アートを楽しむという感覚が日本人にさらに進む。日本人はアート的な国民。アートへの関心が高い。このような扉を開けると、大きく、早く広がると思う。
・僕の写真は普通の写真はほとんどなくて、アート変換したものばっかり。ものを創ったアートの感覚に近いものが撮れる。
・絵のジャンルの中で写真を語れるのはスゴイ革命だと思う。
・親父が撮った写真をそのまま額縁に飾るのではなく、変換して飾ってあげること。
・この瞬間から写真は撮るものではなく、描くものになる。一枚の作品を描くというイメージに近くなる。
・これまでも似た機構はあったが、カシオは筆のタッチや紙のボケ方までもやっている。想像を遙かに超えたものだった。
・新しいジャンルができる。「フォトペイント」や「ペイントフォト」といった、新しい名前をつけるべきだと思う。
・一番悔しいのは、簡単にできること。昔の写真も変換できる機能もこれからできるので、これは写真という概念ではないと思う。
・色の濃淡だけでなく、筆のタッチまでついている。しかも、アート性が高い。
・音楽の世界でも配信があり、CDが売れなくなった。一曲をこんなに楽しめる時代がきたのは、音楽家にとっていいこと。配信を考え直すことで、意識が変わってきた。写真も同じように変わってくると思う。メディアの革命かもしれない。
・絵に造詣がある人をお呼びして、TOKYO FMの番組で展開してゆきたい。
・昔の人は色を使いたかった。仏像にしても極彩色だったわけで、この写真革命で日本人の意識が変わってくると思う。





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