デジタルカメラ・ジェーピー

2009年9月17日

HOYA

100色のカラーバリエーションを用意した
APS-Cサイズ1,240万画素CMOS搭載秒4.7コマ連写エントリー系デジタル一眼レフ「PENTAX K-x」
発表会レポート


●HOYA [発表会会場レポート]
100色のカラーバリエーションを用意した
APS-Cサイズ1,240万画素CMOS搭載秒4.7コマ連写エントリー系デジタル一眼レフ「PENTAX K-x」発表

-計100種のボディーカラーを用意した、エントリー系デジタル一眼レフ。
-ミドルクラス機に迫る高機能をエントリー機で実現。
-撮像素子にAPS-Cサイズのソニー製1,240万画素CMOSを搭載。
-連写速度は秒4.7コマ。最高速度1/6,000秒。
-大きさは122.5×91.5×67.5mmとAPS一眼レフで世界最小に。重さ約515g。
-オープンプライス。レンズキット69,800円。ダブルズームキット89,800円。10月中旬発売。

オーダーカラー受注サービス「PENTAX K-x 100colors,100styles.」を展開
-カラーバリエーションは全100種。20色のボディーと、5色のグリップ色との組み合わせによるバリエーションが楽しめる。
-注文はカタログか同社Webでのシミュレーションで色を決める方式。受け取りは店頭で、注文から最短でも2週間かかる。

-店頭在庫となる標準品はブラック、ホワイト、レッドの3種。レンズも同色に塗装されたものになる。
-発表会会場のハンズオンコーナーには、さまざまなカラーリングのボディーがそろっていたが、レッドボディーとセットになるレッド塗装のレンズは用意されていなかった。写真は、別売の35mmマクロレンズ装着時。
-レッドボディーは、いわゆる深紅ではなく、朱色系に近いイメージだ。

<発表会会場語録概要>
HOYA取締役 浜田氏
・わたしもさっき知ったのですが、ペンタックスとして5年ぶりの発表会。
・PENTAXは元気がないという話に対して、「PENTAXのカメラはなくなりません」と宣言したい。
・新しいカメラライフを作っていただこうという提案をしたい。
・たぶん、「わーすごい」と言ってもらえると思う。いわれなかったら、こそこそ、先に帰っちゃおうと思っている。

PENTAXイメージングシステム部 事業部長 井植氏
・出荷状況は2月がボトムで、その後、伸びている。
・潜在需要はまだまだあると思っている。
・はじめて一眼レフを購入したいと思っている人も増えている。
・一眼レフが欲しい人の2位が女性。余暇の過ごし方の写真撮影ランキングは女性20代が2番目に多い、
・購入ポイントは手ぶれや大きさ。

・多くの人が写真を撮る機会が増えている。携帯電話に感謝しなければならないと思っている。
・ブログの普及で、写真を使われる機会が増えている・
・「いい写真が撮りたいすべての人に」がコンセプト。
・作品やイベント的な写真が、いい写真といわれている。最近の潮流は何気ない風景。
・「日常をゆるく」という部分が増えている。
・「K-7」は上位機種として、きっちり撮りたい人。今日の「K-x」は日常的に気軽に撮れるものに。

PENTAX事業部 副事業部長 北沢氏
・エントリーモデルとして開発。
・ワンランク上の性能。
・一眼でも簡単に気軽に撮れるカメラに。
・フィルムのような味のある写真。
・いい写真が撮りたい、すべての人へ。
・低ノイズの1,240万画素CMOSセンサーを搭載。プライムIIで処理することで、秒4.7コマを実現。最高感度もISO6400まで。
・K-mと比較して、ISO3,200でも、解像も質感も高い。
・ボディー内手ぶれ補正を採用。4段分の補正に。
・動画モードを採用。720/24P。ライブビュー。
・最高速度1/6,000秒。1,900枚の撮影枚数を実現。レンズ収差補正も搭載など、ミドルクラスに匹敵する。

・有効画素数はミドルクラスでも平均的な画素数。連写はエントリーで最高レベル。
・最高感度、最高速も、ミドルクラスに匹敵するレベルに。
・ボディーははがきより小さく、重さはペットボトルより軽い。APSで世界最小に。
・ユニークなDAのリミテッドレンズをラインナップ。K-xのボディーにもマッチする。
・シャッターを押すだけで自動的にシーン判別する「オートピクチャーモード」を搭載。
・操作性は右手グリップを充実。ワンハンドオペレーションに。
・ナチュアル、雅、ほのかなど、7種のカスタムイメージを搭載。
・撮影時、再生時にデジタルフィルターを用意。レトロやハイコントラストなどを用意。数種のデジタルフィルターを重ね合わせることが可能。
・デジタルカメラ初の「クロスプロセス」を搭載。ポジにはネガの現像液、ネガにはポジの現像液を使って面白い効果を演出。K-xでは、乱数によるいろいろなパラメーターを決定。
・動画機能でもクロスプロセスが可能に。
・CTEやHDR機能も搭載。夕日でもCTEを使えば赤を強調。HDRは3枚の露出を変えた写真を撮り合成。白飛び、黒つぶれをなくす。Dレンジを拡大した写真が撮れる。
・カメラ内でインデックスプリントを作ることができる。
・DA L55-300mm。従来品をさらに軽量化。ダブルズームキット用に。
・髪の長い女性向けに、ハンドストラップを用意。

片山右京氏
・アウトドアスクールを開催。子供たちの可能性を引き出す活動に。
・登山などをしているが、その記録として、これまでコンパクト機が中心だったが、事業部長の井植さんからの個人的な知り合いだったので、今回、一眼レフを使ってみた。だんだん写真に填りそうな気配がある。
・パリダカで砂漠を走っていると、残したいようなシーンに出会うことがある。
・一眼レフは専門的なカメラというイメージがあり、扱いづらいイメージがあったが、F1もオートマチックになるのと同じで、カメラもそうなるのは当然だと思う。
・こんなに簡単に撮れるなら、もっと早く・・・と思っている。
・エベレストなどに登ると、自分が宇宙に近づいている感じがする。紺碧の青が好き。

Zarigani Works 「K-x コレジャナイロボモデル」
・PENTAXの考え方に共感して、コラボレーション。
・今回のものは「コレジャナイロボ」をベースにしている。このロボットは、すべて手作りで、極力乱暴な書き味に。
・昨年はグッドデザイン賞を受賞。へんなハクがついてしまった。
・今後、主題歌やガチャガチャ、アパレルに進出。
・PENTAXがコレジャナイカメラを作りたいというお話がきた。話半分で聞いていたが、本気なのが分かって、デザインを進めていった。
・とりあえず、コレジャナイロボがデジカメに変形したもの。最初は白ボディにペンキという話だったが、
・Zarigani Works 「K-x コレジャナイロボモデル」として販売。PENTAXのWebで100台限定。
・顔は私が自分で、油性ペンで書き込みます。気に入らない人は拭けば落ちるので、ただのトリコロールデザインのものとして使っていただいてもいいと。

<プロモーション展開について>
・ノンセグメンテーションで展開。
・ボディーカラーは組み合わせで、全100色展開!
・Webでシミュレーションができるようにする。
・2-3週間でお手元に。

<質疑応答>
Q.PENTAX事業の強みと弱みは?
A.PENTAXの悪い点は、いいものを作れば売れると考えている点。いいところはとことん作り込むところ。いいものを作るのは当たり前。マーケティングマインドを入れること。

Q.PENTAXは変化球で行くのか?
A.NOです。ものづくりの所をまず重視してゆく。

Q.価格は?
A. レンズキットで69,800円。ダブルズームで89,800円。数は、シェアのことも考えていないので、作れるだけ作ろうと。

Q.100色展開によるコストは?
A.今年初めに白やオリーブにチャレンジ。工場自体も小回りがきく。

※以上で質疑応答は打ち切り。

ゲスト ほのかさん、泉雅人さん
・普段からカメラを持ち歩いて、空なんかを撮っています(ほのかさん)
・普段からPENTAXを使っています。別に仕込みじゃないんですけど。看板や町並みを資料として使っています。デジカメもDPで紙焼きしています(泉さん)

-発表会参加者全員に、K-xシール付きのマーブルチョコレートを資料とともに配布。
-ただし、シールをパッケージ貼るため、すでに開封されており、安心して食べることができない。宣伝のためとはいえ、理解に苦しむ。




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