デジタルカメラ・ジェーピー

2009年06月01日

カメラ記者クラブ

「カメラグランプリ2009」表彰式

●カメラ記者クラブ [表彰式会場速報]
「カメラグランプリ2009」、表彰式を都内で開催
「大賞」は「キヤノン・EOS 5D MarkII」
「あなたが選ぶベストカメラ大賞」は「ニコン・D700」
「カメラ記者クラブ賞」は「パナソニック・LUMIX G1」「カシオ・EXILIM EX-FC100」が受賞


キヤノン ニコン
パナソニック カシオ
-カメラ記者クラブ主催の「カメラグランプリ2009」が決定。
-「カメラグランプリ2009」大賞は「キヤノン・EOS 5D MarkII」。
-「カメラ記者クラブ賞」は「パナソニック・LUMIX G1」「カシオ・EXILIM EX-FC100」。
-「あなたが選ぶベストカメラ大賞」は「ニコン・D700」に決定。
-カメラグランプリ結果の得点は「EOS 5D MarkII」が176点、次いで「LUMIX G1」が107点、「α900」が87点、「D700」48点,「D3X」34点に。
-「EOS 5D MarkII」は「2008年を象徴するモデルとして」受賞。

[発表会場語録概要]

<キヤノン・内田氏>
・今回、「大賞」という最高の栄誉ある賞をいただいた。
・キヤノンとして8回目の受賞です。
・「EOS 5D MarkII」は5Dの後継機。プロハイアマに満足いただけるカメラに仕上がった。
・CIPAによると、2007年から年間出荷台数は1億台で、不況の中でも伸びている。交換レンズの魅力を引き出せた結果だと思っている。
・今回のモデルは、35mmフルサイズやフルHD機能を高く評価。伝統のカメラ技術の進化とIT技術を融合した。
・”ものづくり日本”は、カメラメーカーの切磋琢磨と、厳しくも暖かい叱咤激励により、いつの時代にも最高のカメラを生み出そうという原動力になっている。
・今回のモデルは、ユーザーの強い要望により生まれた。
・カメラを使う楽しさ、プリントする喜びなど、多くの楽しさを今後も提供したい。
・キヤノンの一眼レフは50周年。第8回目の受賞は栄えあるもの。今後もさらなる、カメラ産業、カメラ文化の発展に寄与したい。

<ニコン・風見氏>
・ベストカメラ大賞、ありがとうございました。2年連続受賞、ありがとうございます。
・D700は昨年の大賞とベストカメラ大賞をいただいた「D3」の画質と高性能をより多くの皆様に提供。
・お求めやすい価格で。一般投票でのベストカメラ大賞により、開発意図が確かにご理解いただけたと思っている。
・昨年の「D3X」をはじめ数々の機種をだしたが、ハイアマチュアを中心とした多大なるご支持をいただいたと思っている。
・今回の受賞カメラを見ると、映像がかなり変わってきた。可能性が広がってきた。これまでの機能や性能に加え、新しいものや使い方の提案で、写真・映像業界が発展して行けると思っている。
・一般お客様のみなさんの意見を聞きながら、カメラを開発してゆきたい。
・できれば、(カメラグランプリの)常連のように、今後もこの場に立ちたいと思っている。

<パナソニック・吉田氏>
・今回の受賞に、大変感激している。
・2001年に最後発で参入。一眼は2006年に参入。
・「G1」はライブビューやiAなど、使いやすさにこだわった商品。一眼レフの高性能を調和させることで、新しいユーザーを広げて行ける。
・「G1」は世界初のミラーレス規格を採用し、コンパクトで使いやすい、色展開など、新しいユーザーに使っていただきたいという点を評価いただいた。
・パナソニックは、デジタル時代の新しい写真文化の創造。カメラ文化や業界に、少しでも貢献してゆきたい。

<カシオ・島氏>
・今回の受賞カメラはハイスピードをコンパクトの中で広げてゆきたい。
・小さな筐体に入れることで、より多くの人に感動を。
・ハイスピードをはじめ、チャレンジ精神や物づくりの精神を評価。
・カシオは、最先端技術や、独創的な商品企画力で、市場を拡大し、新しい写真文化の創造をしてゆきたい。

<CIPA 上村氏>
・CIPA統計ではカメラ出荷台数は前年比でマイナスになっている。
・今回の受賞製品を見ていると、これからはマイナス成長ではなく、プラスに転じると思っている。

<キヤノン・新堀氏>
・35mmフルサイズの内製センサーで、奥深い低ノイズなHD動画を実現。あらたな映像文化に。
・瞬間を切り取る最高画質の両立。メカ、光学、電気、ファーム、映像エンジン、CMOSとも、新規技術を搭載。同時進行で開発を進行。非常にリスクの高い製品だった。
・新しい技術要素なので、一つの製品としてまとめるのに苦労した。製品がどのように感動を与えるか。目標を見定めながら開発してきた。
・開発、評価部門、事業部長など、妥協を許さない人が多かったが、このような製品に仕上がった。
・今後も、感動を与える商品を開発してゆきたい。

<ニコン・原氏>
・開発設計メンバー一堂、喜んでいる。
・本来は設計責任者の川村が挨拶するはずだったが、地域ボランティアでぎっくり腰になってしまいまして・・・。
・川村が開発秘話を事情聴取したが、急遽代役になったのでお話しできない。
・D700はベストバランスで大変好評をいただいているが、ニコンとしてコストダウンを追求した。日本ばかりでなく、海外に部品や組み立てをゆだねる方法をとった。D3では海外は無理だったが、D700では設計者が直接海外にでむいて交渉に当たった。
・写真文化に携わる方やベストカメラを選んでいただいたユーザー様に感謝したい。

<パナソニック・松本氏>
・大変栄誉ある賞をいただいて、ありがとうございます。
・G1はマイクロフォーサーズ規格と並行して開発。構造が大きく異なるので、キーデバイスから開発。
・とくにこだわったのがファインダーとAF。従来の概念を凌駕するものに。ファインダーは業務用HDカメラ用デバイスを。位相差を凌駕するような速いコントラストAFは、レンズやボディー通信、制御システムまでを徹底的に作り込んだ。スタッフ一同、できたモノを見て、これはいけるぞ!と思った。
・これからも、さらに面白いカメラに。
・日程も厳しく、大変きつかったが、報われた。
・フランジバックの短さを生かしていろいろなレンズが使えるが、この点も最初から意図にあった。

<カシオ・中山氏>
・カメラ記者クラブ特別賞、大変ありがとうございます。
・今回のモデルは、昨年春のF1、秋のFH20につづく、ハイスピード第三弾。
・ハイスピードは見えないものが撮れる。決定的瞬間が撮れる。そのため、マニアックなイメージがある。
・カシオはハイスピード機を”次世代モデル”と位置づけている。今後はすべてのカメラにはいってゆくと思う。
・これからのハイスピードは自動的に一番いい瞬間を撮ってくれるカメラに。
・ハイスピードのポイントは、一般のお客様に分かってもらうか。連写はメモリーがいっぱいになったり、一番いいカットを選ぶのがめんどうというイメージがある。
・このモデルのスローモーション機能により、高速連写したものがスロー再生され、世の中がスローになったようになる。ユーザーは、そのなかから一番いい瞬間にシャッターを押すだけでいいカットが記録できる。これらが開発プロセスで一番苦労した。
・1995年の「QV-10」がいまのデジタルカメラの元祖になった。これが第一世代。「EX-Z1」から始まった薄型スリムが第二世代、そして、ハイスピード機が第三世代になると思っている。
・数年後、「このカメラが世の中のカメラのエポックメイキングになった」といっていただけるようにしたい。

<審査委員代表・写真家 木村氏>
・今年でグランプリは26回目。
・キヤノンさんは一眼50周年の年に受賞したのは感慨もひとしおではないか。
・6月1日は写真の日だが、あまり知られていない。制定は昭和26年、1951年に制定。今年で58年も経つ。写真の日は、1841年に日本ではじめて銀塩の写真が島津藩に贈呈されたもの。これについては、諸説あるが、いい季節なのでその後もこの日になった。今日はいくつものイベントがあるが、このような賞が開催されてよかった。
・今年の春から夏秋にかけて、カメラ業界にもいい兆しがでるのではないかと思っている。

<カメラ記者クラブ・柴田氏>
・2010年のグランプリは4月1日以降発売のものであり、もう始まっている。
・我々の期待を、別の意味で裏切っていただける製品をお願いしたい。
・ことしはすべての賞がカメラだった。とくにカメラに限っているわけではないが、今年はカメラが頑張ったということだと思う。
・もっとカメラグランプリをメジャーな賞にしてゆきたい。
・カメラ大国の日本。そのお膝元の賞としてまだまだ権威が足りないと思っている。ぜひ協力して欲しい。




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